アイコン 北九州のスターフライヤー/30名希望退職者募集

2006年、北九州市の苅田港沖合いに海上空港(2500m滑走路1本、24時間体制)が誕生、同時にスターフライヤーは羽田へ運行を開始した。資本金も最大58 億3,359万6,000円まで調達された。しかし、景気悪化で北九州経済も暗雲が立ち込め、搭乗客不足で採算に乗らず、2010年には、累積損失を解消 するため10億円に減資、北九州市では官民揃って乗客利用を必死に呼びかけた。しかし、それほど伸ばず、関空-羽田線や福岡-羽田線などを就航させ、収益 はプラスに転じている。
ところが、2012 年7月には釜山線を就航させ、これからという時、韓国の明博が竹島に上陸して、時代を李承晩時代に遡らせ、日韓関係は冷え切ったまま推移、韓流ドラマに浮 かれた日本のおばさんたちの韓国旅行も激減、また、韓国からの九州温泉旅行も激減した。ベースとなる在日の人たちは北九州・筑豊及び下関に多く住んでいる が、今時、飛行機で韓国へ帰る人たちも少なくなり搭乗率が低迷。羽田路線も大きく好転もせず、今日に至っていた。
同社は15日、釜山線の低迷もあり、釜山路線を来年3月までに運休することを決定、同時に希望退職者も30名募集すると発表した。

スターフライヤーは現在、羽田-北九州線(67.5%)、羽田-福岡線(69.8%)、羽田-関空線(84.9%)、関空-福岡線、北九州-釜山(金海)線(54.9%)の5路線を運航している。( )内の%は9月の搭乗率、関空-福岡線は10月より。
特徴としては、飛行機が黒色、客層はビジネス需要主体で割安、座席は広めに設定している。
釜山線の航空路は、関釜フェリーがもともとあり、最近、超高速船のビートルも就航させ競合しており、日韓関係が正常化し、おばさんたちの韓流訪問が復活しない限り、多くを望めないものとなっている。

1、希望退職者の募集
(1)募集人員30名程度
(2)募集対象本社及び現業間接部門の30歳以上の社員
(3)募集期間平成25年12月16日~平成25年12月26日
(4)退職日平成26年3月31日(予定)
(5)優遇措置特別退職支援金の支給など
(6)支援策希望者に対し、再就職支援会社による再就職支援

2、路線の運休
これまでの事業規模拡大を最優先とした路線計画から効率性及び収益性を重視した路線計画への転換を図るべく、以下の路線を運休する。
(1)対象路線北九州-釜山線(1日2往復)
(2)運休日平成26年3月30日以降
※その他の路線についての変更はない。
  グアムへのチャーター便も就航させているが、地場の旅行会社(例、金持客や地場企業を多く抱えている西鉄旅行)と組み、もっと国内外の観光チャーターを多くすべきだろう。

非連結/百万円
11年3月期
12年3月期
13年3月期
2014年3月期予
売上高
18,186
22,580
25,166
33,700
営業利益
1,536
1,176
31
-2,040
経常利益
1,109
986
47
-1,800
当期利益
811
966
287
-1,740
総資産
7,515
10,553
17,078
 
自己資本
2,574
4,041
4,825
 
資本金
1,000
1,250
1,250
 
有利子負債
2,115
2,933
6,525
 
自己資本率
34.3%
38.3%
28.3%
 
 
[ 2013年11月18日 ]
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