アイコン iPS細胞 テラと理研系のヘリオスが業務提携

テラは5日、理化学研究所(理研)系ベンチャーのヘリオス(旧日本網膜研究所)とiPS細胞を用いたがん免疫細胞療法の開発で業務提携を結んだことを発表した。
 今後、両社は、ヘリオスが有するiPS 細胞を臨床応用するための技術・ノウハウと、テラが有するがん免疫細胞療法に関する技術・ノウハウを融合することで、iPS 細胞を用いたがん免疫細胞療法の開発に向けた検討を開始する。

理研は、神戸理化学研究所網膜再生医療研究チームリーダー高橋政代医師により、iPS 細胞を使用した初めて、滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)シート移植する臨床試験を来年開始する。

そうしたiPS 細胞を使用する研究は、大手製薬会社よりベンチャー系企業によって、開発が進められている。こうした創薬ベンチャー(独立系と大学系)に対して、大手製薬会社は、金は出すものの、リスク回避からか、美味しいところだけ頂く姿勢に今では変化している。世界的な流れではあるが・・・。

こうした発表にテラの株価は5日の2662円から3000円まで吹っ飛んだが、日経平均もNYダウも地要請局面にあり、また金曜日ということもあり、午前中2750円まで落ち、前場終了時は2760円(98高、3.68%高)で推移している。
政府の成長戦略に、iPS 細胞にかかわる医療開発が取り上げられているが、金は与えても、医療行政の改革を完全に放置しており、先の思いやられる展開となっている。
このままでは、暫くすれば、こうした事業に携わる有能な医師や研究者たちが、また海外に大量流出する可能性が高い。利権集団の日本医師会と厚労省の官僚が結託した日本の医療行政の大改革が求められている。

[ 2013年12月 6日 ]
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