年金巨額詐欺 ＡＩＪ浅川前社長に懲役１５年の判決／東京地裁
ＡＩＪ投資顧問の巨額詐欺事件の裁判で、２４０億円余りをだまし取った罪などに問われた前社長の浅川和彦被告（６１）に対し、東京地方裁判所は、懲役１５年を言い渡した。浅川前社長は詐欺の罪について無罪を主張していた。
2011年9月末時点で124の企業年金から1984億円の資産の運用を受託していた。運用はバクチ投機のデリバティブ金融商品に回していたため、巨額損失を発生させ、そのほとんどをなくしていた。
自主運用の年金を喰い物にした今回の事件は、各業種の組合や金融に疎い企業の年金基金がターゲットにされ、年金担当の幹部をクラブなどで有頂天にさせ、喰い物にしてきた実態が明らかとなっている。
[ 2013年12月18日 ]
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