アイコン IHI/「津波救命艇」を志摩市の「社会福祉法人洗心福祉会」から受注

IHIは5日、三重県津市の「社会福祉法人洗心福祉会」(理事長:山田俊郎)から、高齢者介護施設「浜島地域密着型ケアセンターシルバーケア豊壽園(所在地:三重県志摩市)向け「津波救命艇」1艇を受注したと発表した。

今回受注した「津波救命艇」の大きさは、長さ8.4m(緩衝材含む)、幅2.9m、高さ3.1m、定員は、25名です。完成、引き渡しは3月を予定。
 津波救命艇とは、津波の激しい流れや瓦礫から逃れ、命を守るための乗り物。津波警報が発令されたら、まず高台に避難するのが第一だが、近くに高台や、津波 避難ビル・タワーが無い場合や、急いで避難することが難しい避難困難地域の住民、幼児、高齢者などの要援護者のために津波救命艇は開発された。
避難者が艇内で安全安心に過ごせるように、転覆しても元の状態に戻る自己復元性能や秒速10メートルの津波流中の衝突に耐える性能を備えている。
IHI は、一昨年の10月、国土交通省四国運輸局から、津波救命艇の試作艇の開発・製造の委託を受け、昨年3月に試作艇を完成させた。また、昨年8月には四国運 輸局から「津波救命艇ガイドライン(四国運輸局策定)」の基準を満たしている事の承認を受け、実用艇として今後有効な津波防災対策の活用が期待されてい る。
以上。

こうした津波救命艇が、東北太平洋岸に配置されていれば、その相乗効果からも人的被害が大幅に減少していたものと思われる。開発優先で歴史の検証も意識的にせず、想定外を前提にした国の海岸管理が、流浪の民と化かしたフクシマも含め問われている。

津波救命艇

[ 2014年2月 6日 ]
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