アイコン 福岡県の公示価格  博多駅前の上昇率大 最高値は天神コア578万円/平米

国交省が1月1日時点で調査した今年の公示価格が発表され、福岡県内は住宅地、商業地ともに昨年より値上がりした地点が大幅に増加した。
福岡県内の住宅地の価格は、1平方メートルあたり平均で6万6200円、昨年より▲0.3%値下がりし、22年連続下落した。しかし、値下がり幅は、1年前の▲1.2%と比べると大幅に縮小した。

住宅地で地価が上昇した地点は、昨年の76地点から192地点と大幅に増加した。

住宅地で価格の上昇率が最も大きかったのは、福岡市早良区西新2丁目で6.8%値上がり。
住宅地は、西新周辺など都市部で価格が上昇していて、消費増税前の住宅の駆け込み需要を背景にした土地取引が影響しているとみられている。

一方、商業地は1平方メートルあたり平均で24万1900円、昨年より▲0.6%値下がりし、6年連続の下落となった。しかし、昨年の▲1.9%に比べると値下がり幅は縮小した。

また、価格が上昇した地点も、昨年の29地点から63地点に増えた。
商業地で価格の上昇率が最も大きかったのは、
福岡市博多区博多駅前3丁目2-1の「日本生命博多駅前ビル」で10.2%値上がりして、2,460,000(円/m²)となった。
博多駅周辺は、JR博多駅の大型商業施設の大集客により活性化、旧博多郵便局跡地の再開発(丸井出店)なども地価の上昇につながり、商業地で上昇率が高かった上位10地点のうち、博多駅周辺が5地点を占めている。

福岡市で一番公示価格が高かったのは、中央区天神1-11-11天神コアビルで5,780,000(円/m²)となっている。

消費増税後の4月以降は、駆け込み需要の反動減が指摘されているが、住宅地はともかく、商業地はすでに中央の不動産ファンドや外資ファンドが、利回りを求めて不動産投資に向かっており、都心で商品価値の高い不動産については、今後も価格は上昇するものと見られる。低金利、アベノミクスによる黒田日銀の資金垂れ流し政策が、東京から全国主要都市へ拡散されてきている。こうした傾向は長期的には2020年の東京5輪まで続くものと見られる。

[ 2014年3月19日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索