アイコン 異常気象の権化アメリカで山火事 すでに3900ha焼失 サンディエゴ郡 加州非常事態宣言

アメリカ西部カリフォルニア州サンディエゴ郡のカールスバッドで、14日に発生した山火事は15日も延焼を続け、これまでに3900ヘクタール余りが焼けてさらに燃え広がるおそれがあることから、州知事は非常事態宣言を出して住民に警戒を呼びかけている。
アメリカ西海岸のロサンゼルスから南に約140キロ離れた海岸沿いの町、サンディエゴ郡のカールスバッド近郊で14日、相次いで発生した山火事は、15日も延焼を続けているほか、新たな山火事も発生し、サンディエゴ郡では少なくとも8ヶ所で燃え広がっていう。
この火事ですでに3900ヘクタール余りが焼け、少なくとも住宅など22棟が全焼したほか、火は海兵隊基地、キャンプ・ペンドルトンの敷地の一部にも達しているという。

現地では消防隊員2600人のほかヘリコプターが出動して消火活動に当たっているが、乾燥した空気と高温のため、火の勢いは収まっておらず、地元の自治体は少なくとも1万5000人に避難命令を出している。
カリフォルニア州のブラウン知事は14日夜、山火事が発生している地域に非常事態宣言を出して、消火に全力を挙げる姿勢を示している。
サンディエゴ郡では、16日は暑さはやや和らぐというが、空気が乾燥した状態が続き、火がさらに燃え広がるおそれがあるとして、州当局は住民に警戒を呼びかけている。
以上、報道。

ロッキー山脈の地下水を汲み上げ過ぎて、山脈東に広がる草原地帯だったプレーリー地帯は、今や荒れ果てた乾燥地帯に変わっていっている。そのためデカイ竜巻が猛威を振るっている(今冬は寒波も停滞した)。
山脈西側には、サンフランシスコ・ロサンゼルスなど主要都市があるが、周辺でもよく山火事が発生している。
最近やっとアメリカ市民の一部も温暖化を気にしてきたようだが、ほとんどはまだままだ。大量燃費のバカデカイ乗用トラック(ピックアップトラック=PU)がバカ売れする国だ。シェールガス掘削で更に森林が切り開かれており、乾燥地帯が広がり、燃料は安くなり、ますますPUは売れ、竜巻や火事、異常気象はさらに頻繁に発生することになる。
日本でも山火事が多発しているが、山での火は、火が走るといわれ、すぐ手がつけられない状態になる。山での火の取り扱いはくれぐれも注意しよう。

[ 2014年5月16日 ]
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