アイコン カリフォルニア州 スマホの「キルスイッチ」罰則付きで義務化 犯罪抑止効果

「キルスイッチ」は、スマートフォンが盗まれたときに所有者が遠隔操作でスマホを無効(情報消去やロック)にできる機能をいう。

カリフォルニア州のブラウン知事が8月25日、同州で販売されるスマホに「キルスイッチ」を付けることを義務付ける法案に署名した。
 キルスイッチは現在、アップルの「iPhone(アイフォーン)」の大半の機種、サムスンなどその他メーカーの一部にオプションとして付いている。
所有者は、盗難にあったり落としたりした場合に、遠隔操作でスマホを使用不能にできる。グーグルやマイクロソフトも、自社のスマホのソフトウエアに同様の技術を導入する計画。

 キルスイッチ機能の付与義務付けは、米国ではミネソタ州に次いでカリフォルニア州が2番目。カリフォルニア州の法律では、ユーザーはスマホの初期設定で同機能を直ちに有効にすることも必要になる。

 新法は、2015年7月1日からカリフォルニア州で製造・販売されるあらゆるスマホについて適用される。違反した小売業者は500~2500ドル(約5万2000~26万円)の罰金を科せられる

<「キルスイッチ」犯罪抑制効果>
WSJは2014年6月22日、ニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン司法長官がまとめたところによると、1~5月にニューヨーク市内で発生したアップル製品が関係した強盗事件の件数は前年同期比▲19%減、重窃盗(一定額以上の価値のある物を盗んだときに適用される)は同▲29%減少した。
サンフランシスコではiPhoneの強盗が▲38%減、ロンドンではアップル製品の盗難が▲24%減少。
また、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドンでは、サムスン電子製の端末の盗難が増加した。犯罪者がキルスイッチ機能のない端末を狙うことを学んだと指摘。 
サムスンは最近、一部の端末に盗難防止機能を追加したが、犯罪抑止効果があったかどうかを見極めるには時期尚早としている。
 以上、WSJ。

[ 2014年8月27日 ]
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