アイコン TOTO/上海華東工場6日からスト 操業停止続く

上海市にある「TOTO」の華東工場で今月6日以降、従業員が労賃アップを求め大規模なストに入り、8日も操業が止まったままとなっている。
6日に会社側から組合に給与体系見直しなどを提案したが、不満を持った従業員が騒ぎ始め、現地法人の日本人総経理(社長)の辞任を求め、工場内の監視カメラを破壊する騒ぎとなったという。
中国版ツイッター微博では、1千人超がストライキに参加していたとか、監視カメラが壊され、日本人の総経理(社長)が殴られたという書き込みがあるという。
そうした騒ぎは、7日以降は収まったが、ストは8日現在継続している。
同広報部は「誤った情報が広がり、誤解が生じてしまった。組合側に説明を行っている」としている。

TOTOは中国に、子会社にて9社進出させている。うち、7社が生産工場だ。
生産工場の東陶華東有限公司1社でも、従業員の条件を丸のみすれば、残り6社へは瞬く間に情報が伝わることになる。近隣大手の工場と比較し、劣悪な条件でない限り、多くをのむ必要はあるまい。1譲歩すれば更に100要求してくるお国である。
華東工場:NO.1108 NANLE RD,SONGJIANG INDUSTRIAL PARK,SHANGHAI,201611 P.R.C.

同社は、中国への工場進出は早く、時と場合によっては、中国の要人人脈を使い、ストを収拾させることも必要だろう。長年進出していて中国の要人に脈を作っていなかったら別だが・・・。
それにしても、上昇一途の生産コストとリスクを考えた場合、中国にいくら市場があっても7ヶ所の工場は多すぎると思うが・・・。

[ 2014年5月 9日 ]
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