アイコン 世界長者番付8位の李氏(香港)、中国資産売却加速 撤退か

WSJは、昨年8月ごろから次々と中国国内の資産を売却しているアジアの大富豪・李嘉誠氏(87、亜勝集団総帥)が、近く、上海のオフィスビルを売却する予定だと報道している。
2013年度の世界長者番付で8位にランクインした香港の有力実業家・李氏は90年代から、中国市場への投資を積極的に行ってきた。

売却は、
1、昨年、関連子会社の「長和係」が、広州市内の大型商業施設「西城都薈広場」を売却

2、昨年12月、亜勝集団が南京市のオフィスビル「南京国際金融センター」を24.8億元(約412億円)で売却

3、昨年12月、「長和係」が上海浦東地区で建設中の大型オフィスの不動産を89億5000万香港ドル(約1180億)で売却。

4、今回は、上海市盛邦国際ビル(31階建て、延床面積約5万7千平方メートル)を、2.7万元/平米(約45万円)でシンガポールの会社Alphaに売却する予定だという。

昨年8月以降、李氏一族の関係会社が手放した中国国内の不動産は、総額200億元(約3320億円)に達し、こうした李氏の不動産処分に、「中国国内からの資本撤退」との見方が多勢を占めている。

[ 2014年8月18日 ]
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