アイコン タブレット用液晶パネルでも中国「BOE」シェア第一位に躍進

タブレット用の液晶パネルの生産で、中国メーカーのシェアが大きく伸び、ことし第1四半期の出荷量で中国の「BOE」が韓国の「サムスン」を抜いて1位となった。
市場調査機関の分析によると、本年1月~3月までの世界のタブレット用の液晶パネルの出荷量占有率で、中国のメーカー「BOE」が29%を占めて1位となった。

韓国のサムスンと台湾のCPTは、いずれも15%で2位となった次いで韓国のLGディスプレーが13%、台湾のAUOが9%の順だった。
これによって中国の「BOE」の占有率は、三星とLGを合わせた量を上回った。
中国の液晶ディスプレーメーカーは、最近、中国政府の支援に加えて、台湾の技術力を吸収して急成長しており、今後は大型液晶パネルの分野でも中国がシェアを伸ばしていくものとみられる。そうなれば、その影響はサムスンとLGが大きく受けることになる。
 
かって、太陽光発電モジュールも、中国政府の支援の下、太陽光発電の海外企業の買収や海外技術者のひっこ抜きで、瞬く間に中国勢が上位を独占したが、今では過剰生産と過剰生産設備により、実質倒産した大手企業もある。
一方で、電気製品・スマホ・タブレットやその部材などの分野は、日本が韓国から追い抜かれたように、今や韓国が中国に追い抜かれようとしている節目にある。
 中国のスマホ市場の第一四半期(1~3月)は、これまで中国市場で圧倒的な強さを誇ってきた韓国のサムスンが、中国の小米科技にその場を奪われた。
 
 韓国サムスンは、総帥が病に倒れたまま、こうした事態に、役員の飛行機搭乗をビジネスクラスにするなど経費節減を叫んでいるが、そんな対策しか脳裡に浮かばない現在のサムスンの経営陣には、大波への対応は所詮無理であろう。
 
<2014年第一四半期(1~3月)のタブレット用液晶ランキング>
2014第一四半期タブレット用液晶パネル
1
BOE
中国
29%
2
サムスン
韓国
15%
3
CPT
台湾
15%
4
LG
韓国
13%
5
AUO
台湾
9%
 
その他
 
19%
 
[ 2014年8月18日 ]
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