アイコン 4月の造船統計 生産指数49.5 前年比2.6%増

4月分の造船主要53工場の鋼船受注・建造実績は、受注32隻、162万1千G/T、起工 24隻、83万8千G/T、しゅん工25隻、81万5千G/T、しゅん工船価853億円、生産指数49.5(2010年=100)であり、生産指数の前年 同月比は、2.6%増であった。
このうち、国内船のしゅん工実績は、合計3隻、1万4千G/T、生産指数82.6であった。内訳は、自動車航送船が1隻、一般油送船が2隻であった。
また、輸出船のしゅん工実績は、合計22隻、80万1千G/T、生産指数47.8であった。
内訳は、貨物船が20隻で、そのうち一般貨物船は7隻(パナマ、シンガポール等向け)、ばら積み船7隻(パナマ、マーシャル諸島等向け)、鉱石兼ばら積み船4隻(パナマ、マーシャル諸島等向け)、木材兼ばら積み船2隻(パナマ向け)であった。

油送船はLPG船が1隻(パナマ向け)であった。その他船舶は1隻(ノルウェー向け)であった。鋼船修繕実績は、126隻、工事金額32億円であった。
以上、国交省

 外国人労働者受け入れについて政府は、建設業のほか、造船業も検討している。長崎の町にもいっぱい東南アジアの人たちがやってくることだろう。
 最近の船舶受注動向は、これまで先頭を切ってきた韓国がウォン高で減少、底なしの中国勢の勢いは止まらず、日本は円安で健闘している。受注船舶は油槽船よりバラ積み船など貨物船の受注が増加している。ただ、生産指数に見るように、漸落傾向にあることは間違いない。
 

[ 2014年6月16日 ]
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