LCCピーチ/3年目にして早くも黒字計上
関西空港を拠点とする全日空系のLCC(=格安航空会社)のピーチ・アビエーションは、2014年3月期の決算を発表した。路線を拡大したことや高い搭乗率を確保したことなどから、最終的な損益が就航から2年余りで初めて黒字になった。
ピーチ・アビエーションのことし3月期の決算によると、売上高が305億円で、前年度より162億円増えた。国内線と国際線を合わせて16路線にまで拡大したことや、年間の平均で83.7%と高い搭乗率を確保できたことなどが理由。最終的な損益は10億円の黒字。
前年度は▲12億円の赤字で、ピーチ・アビエーションは一昨年3月の就航から2年余りで初めて黒字を達成した。
一方、今年度・平成26年度の業績は、パイロット不足のため5月から一部の便を運休にした影響はあるものの、10月末以降は、パイロットの確保に見通しがつき予定通りの路線の拡大を行うとしていて約10%の増収を見込んでいる。
就航から2年余りで黒字になったことについて、ピーチ・アビエーションは、日本でLCCがビジネスとして成立することが実証できたとしている。
/百万円
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2014/3期
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2013/3期
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増減
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売上高
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30,595
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14,387
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16,208
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営業利益
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2,007
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-960
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2,967
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経常利益
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1,710
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-1,201
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2,911
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当期利益
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1,046
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-1,209
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2,255
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[ 2014年6月20日 ]
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