アイコン 「デココレ」のアイフリークホールディングス(福岡市)/第一四半期 黒字浮上までもう一歩

同社は属するモバイル業界について、携帯電話利用者 が、フィーチャーフォン(以下、FPという。)からスマートフォン(以下、SPという。)への端末変更を更に進めただけではなく、タブレット端末利用者の 増加に起因して、スマートデバイス(SP及びタブレット端末)出荷台数が、前年比107%の3,679万台となった( ICT総研調)。これらの要因により、スマートデバイス特有のシンプルなユーザビリティによるインターネット利用、各種アプリの利用、書籍の閲覧等、ス マートデバイス利用者のコンテンツサービス利用シーンが更に広がりを見せているとしている。

1、モバイルコンテンツ事業
当該事業には、コミュニケーションコンテンツ領域とファミリーコンテンツサービス領域がある。
(1)コミュニケーションコンテンツ領域
この領域を担う(株)アイフリーク モバイルは、国内外にモバイルコンテンツ等のサービス提供を行って
いる。この領域は、携帯電話利用者のFPからSPへの端末変更が更に進んでいるなか、SPへの対応をより一層加速させた。当領域にて主要な収益源となっている『デココレ』、シリーズ累計で100万ダウンロードを超える写真加工アプリ『photodeco』に加え、4月にリリースしたカロリー管理アプリ『カロリナ』を広く提供する等の展開した。また、各通信キャリアの定額コンテンツ配信サービスに当社コンテンツが多数選定される等、より一層SPでの課金化対応が進んでいる。
(2)ファミリーコンテンツサービス領域
この領域を担う(株)キッズスターは、ファミリー向け知育アプリ、電子えほんを中心としたサービス提供を行っている。
この領域は、インタラクティブに遊びながら学べる知育アプリ『なりきり!!ごっこランド』及び当該シリーズ作品として『なりきり!!ママごっこ-お弁当をつくろう!』等のアプリ提供及び「電子えほん」の月額定
額読み放題モデル『森のえほん館』の提供を進めている。
特に、『なりきり!!ごっこランド』では、パビリオン出展中の各企業との取組みにて、新たに『森のえほん館』でも食物アレルギー啓発の絵本を配信する等、パートナー企業からの高い評価を受けており、子ども向けアプリ市場において、より一層の認知度向上と課金化への取組みを進めている。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間におけるモバイルコンテンツ事業の売上高は2億56百万円(前年同期比17.6%増)、部門営業利益は57百万(前年同期比122.0%増)となった。

2、Eコマース事業
当該事業を担う(株)アイフリーク プロダクツ セールスは、美容・健康商材を中心とした商材の提供している。
Eコマース事業は、先般の薬事法の規制強化等の外的要因による業績悪化を挽回させるべく、これまで各種施策を実施し、抜本的なコスト構造の見直しを含めた事業改革を進めた。なお、当第1四半期
において、セグメント利益の黒字化を最優先事項としつつ、新たな取組みの検討を進めた。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間におけるEコマース事業の売上高は1億10百万円(前年同期比▲43.1%減)、部門営業利益は0.4百万円(前年同期は▲36百万円の損失)となった。
 以上、

FPからSPへの転換遅れと対応商材遅れが同社を窮地に追い込んだ。しかし、永田社長が回帰し、事業の見直しと決断により、やっと軌道に乗り出しつつある。だが、こうした対応遅れで失ったものは大きい。
「カロリナ」のアプリについては、カメラ機能と連動させ、お皿を撮影したら、自動的にカロリー計算できるアプリはできないものだろうか(もうあるのかなぁ?)。

連結/百万円
売上高 
営業利益
経常利益
当期利益
14年3月期Q1
418
-121
-111
-129
15年3月期Q1
367
0
0
-4
15年Q1/14年Q1比
87.8%
 
 
 
15年3月期予想
1,590
3
1
1
15期予想/14期比
112.8%
 
 
 
14年3月期
1,410
-375
-384
-616
13年3月期
1,551
-502
-486
-631
12年3月期
2,033
-374
-366
-407
2015年3月期Q1
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
867
21
16
1.9%
 
[ 2014年8月11日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
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