アイコン 東大病院 白血病薬「タシグナ」ノバルティスとの癒着臨床で教授ら処分へ 犯罪ではないのか・・・

東京大学病院が主導する慢性期慢性骨髄性白血病 治療薬「タシグナ」の臨床研究に、医薬品売上高世界首位のノバルティスの社員が研究の根幹となるデータ解析などに関与していた問題で、病院は社員が計画か ら実施まで関与していたほか、別の研究にも不適切に関与していたことが分かったとする調査結果を公表し、研究の代表者の教授などを処分する方針を示した。
この問題は、ノバルティス社が販売する白血病の薬の副作用を東京大学病院などの医療機関が客観的な立場から調べる臨床研究を巡り、ノバルティスの複数の社員が関与を続けていたもの。

東大病院は24日、内部調査の最終報告を公表し、ノバルティスの社員が、資料作成やデータ解析、それに研究の事務局機能の代行など、計画から実施まで研究全体に関与していたことを明らかにした。
慢性期慢性骨髄性白血病治療薬「タシグナ」の臨床研究は、東大病院血液内科の黒川教授らによって行われていた。

<患者203人の個人情報ノバルティスに流出>
そして、病院には203人の患者の個人情報がノバルティス社に流出したことに対して重大な過失があるとしている。

<医薬品メーカーとの癒着臨床研究ほかに5件、うちノバルティス4件>
さらに、東大病院と製薬会社との不適切な関係は、問題となった白血病の薬の臨床研究だけでなく、別の5つの研究でも確認され、このうち4つにノバルティスが関与していたとしている。
そのうえで、研究グループに倫理についての認識不足と心構えの甘さが根底にあったとし、「企業から独立すべき臨床研究として不適正だ」と指摘している。

<犯罪ではないのか>
ノバルティス社が医薬品をより多く売るために、大学の教授や医師らに臨床研究させており、現在の臨床研究体制そのものが狂っている。ノバルティス社の医薬品の臨床研究に携わった教授らの個人口座にたんまりいろんなものが入っていることだろう。税務当局は調べる価値があろう。また、こうした
利益相反の臨床研究が企業の利益に貢献するために行われており、司法当局は大きなメスを入れるべきではないだろうか。

欧米だったら大問題となろうが、日本の場合は、天下りの癒着体質や次回選挙のため医師会や製薬業界に「貸し」を作るため、こうした処分も大学病院任せにしてしまう。しかし、国の制度としては何も改善されない。
こうした政権の姿勢が、企業との癒着・談合・カルテルの根っ子の部分を育てている。
天下りが在る限り、談合癒着により陽沈む国NIPPONだ。

東京大学のSIGN 研究に関する調査結果概要
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/vcms_lf/houkoku_20140624.pdf
 

[ 2014年6月25日 ]
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