アイコン LG電子第2四半期 携帯黒字化、TV回復/サムスンS5が米で1セント G3と競合

韓国LG電子が24日発表した第2四半期の決算は、利益が前年比26.5%増加した。携帯電話が1年ぶりに黒字に転じ、テレビ販売も回復した。
営業利益は、5億8904万ドルと、2011年以降で最高水準。市場予想では5億0933万ドルだった。同社は昨年会計基準の変更しており比較できないが、前年同期の営業利益は4億6558万ドル、第1四半期は5億8988万ドルだった。

部門別では、テレビ部門の営業利益が1億5017万ドルと前年の9107万ドルから増加した。
携帯電話部門は、8349万ドルの黒字。前年は5948万ドルの黒字だった。5月に発売したスマホの「G3」を含む新製品の導入を背景に、高速通信規格「LTE」対応のスマホ販売が大幅に増加した。

LG電子は、12億6000万ドルを投じてソウルに新たな研究開発施設を建設することを明らかにした。

LGディスプレーが発表した第2四半期(4~6月)の決算は、売上高が前年同期比▲9.0%減の5兆9790億ウォン(約5929億円)、営業利益が▲55.4%減の1630億ウォン(約162億円)、純利益は143.3%増の2560億ウォン(約254億円)だった。
同社は、最近の急激なウォン高で、前年よりも売上高と営業利益が減少したと説明。 面積ベースによる液晶パネル生産量は936万平方メートルで、第1四半期(1~3月)に比し12%増加している。
ウォン高の反面、サッカーワールドカップ効果もあった。

<米スマホS5とG3の動向>使用契約付でS5がなんと1セント
サムスンのギャラクシーS5とLGのG3が米国で価格競争を繰り広げているという。
7月23日、ギャラクシーS5とG3はアマゾンドットコムで、使用期間契約の際、99ドルで購入でき、ギャラクシーS5はAT&Tで、たった1セントで購買ができるという。
G3は、アマゾンでAT&T、スプリント、ベライゾンと3年契約条件で99ドルに販売する。

LDのG3は、3GBRAMに32GBストレージを搭載したバージョンに該当する。5.5インチ、2560x1440 QHDディスプレー、1300万画素のレーザーオートフォーカスカメラなど業界最高水準のスペックで破格値となっている。
一方、ギャラクシーS5は、クアルコム801プロセッサ、2GBRAM、1600万画素のオートフォーカスカメラ、16GBストレージなど強力な性能の高級仕様。それでもAT&Tと使用期間契約で、1セントで購入でき、ベライゾンやスプリントでは99ドルで購入できる。
これら全てはアマゾンドットコムで注文できるという。

サムスンは、スマホ業界では世界№1だけに、その市場成長率が鈍化した現在、競合する高級品のアップルは別としても、低・中価格帯の中国勢の台頭、同国のLGの復活により、低・中・高級品に至るまで厳しい競争に晒されていることを物語っている。しかもウォン高の影響も受ける。
 

[ 2014年7月25日 ]
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