アイコン パニソニック/第一四半期 

業績悪化場面では経営者は常に自己の責任を棚に 上げ、組織に責任を転嫁させ、組織を弄ぶのが常、その代表例がパナソニックだろう。これまで何回組織をいじくり回したことのだろう。そのたび組織は疲弊し た。今度は部課長制度を復活させるという。まだ迷い道から抜け出せない状態が続いているようだ。
同社は、第一四半期の状況について次のとおり説明している。

1、アプライアンスの売上高は、4,654億円(前年同期比1%増)となった。
国内では、消費税増税前の特需によって減少していた市場在庫の補充のために、出荷が堅調に推移したことに加え、中国では、前年同期に大きく落ち込んだエアコン販売が回復したことにより、増収となりました。営業利益は、課題事業の収益改善やデバイス事業の増益が牽引し、前年同期に比べ大幅増益の225億円(前年同期112億円)となった。

 
2、エコソリューションズの売上高は、3,844億円(前年同期比4%増)となった。
国内では、消費税増税後に住宅市場の成長が鈍化するなかでも、需要を着実に刈り取ったことに加え、前期末の駆け込み需要に伴う受注残を取り込んだことにより、好調に推移した。
海外でも、ヴィコエレクトリック(株)を新たに連結したことに加え、インド・アジア等の戦略地域で伸長した。
営業利益は、増販効果や合理化の取り組みなどにより、前年同期に比べ増益の162億円(前年同期152億円)となった。
 
3、AVCネットワークスの売上高は、2,738億円(前年同期比1%増)となった。
プラズマディスプレイパネルやコンシューマー向けスマートフォンなど、課題事業の改革に伴う販売減があったものの、基幹事業の販売が堅調に推移し、増収となった。
営業利益は▲81億円(前年同期▲154億円)の損失となったが、課題事業の改革効果が寄与し、前年同期に比べ大きく改善した。
 
4、オートモーティブ&インダストリアルシステムズの売上高は、6,804億円(前年同期比2%増)となった。
インフォテインメント、小型二次電池などの車載向け販売が堅調に推移したことに加え、円安の影響により、増収となった。
営業利益は、固定費の増加を販売増等でカバーできず、前年同期に比べ減益の235億円(前年同期287億円)となった。
 
5、その他の売上高は、1,432億円(前年同期比18%減)となった。
ヘルスケア関連事業を2013年度末に売却したことにより、減収となった。営業利益は、前年同期とほぼ同水準の▲20億円(前年同期▲17億円)の損失となったとしている。
 
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連結/百万円
売上高 
営業利益
税前利益
株主利益
14年3月期Q1
1,824,515
64,201
122,612
107,831
15年3月期Q1
1,852,280
82,286
55,111
37,929
15年Q1/14年Q1比
101.5%
128.2%
44.9%
35.2%
15年3月期予想
7,750,000
310,000
120,000
140,000
15期予想/14期比
100.2%
101.6%
58.2%
116.2%
14年3月期
7,736,541
305,114
206,225
120,442
13年3月期
7,300,045
160,936
-398,386
-754,250
12年3月期
7,846,216
43,725
-812,844
-772,172
米基準
 
[ 2014年8月 1日 ]
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