九州の下水道処理人口普及率は64.0% 全国平均77.0%
九州の下水道の整備状況は全国に比べ、大幅に遅れている。特に人口が10万から30万人の地域の中核都市での遅れが目立っている。
・ 平成25年度末の九州の下水道処理人口普及率が昨年度から1%増加し64.0%になった。
・ 平成25年度末の九州の下水道処理人口が、昨年度より10万人増加し約845万人になった。
九州の推計人口:1,448万人(2014年8月現在)
九州と全国の下水道処理人口普及率の違い
|
|||
|
全国平均
|
九州
|
低い度
|
下水道処理人口普及率
|
77.0%
|
64.0%
|
-13.0%
|
10~30万人
|
75.6%
|
58.8%
|
-16.8%
|
5~10万人
|
62.9%
|
52.2%
|
-10.7%
|
5万人未満
|
48.7%
|
35.5%
|
-13.2%
|
|
|
|
|
汚水処理人口普及率
|
88.9%
|
82.6%
|
-6.3%
|
全国平均を九州は押し下げており、九州を除く全国平均との比較ではさらに非普及率は拡大する。
市町村の建設予算の執行では、直接的な災害防止の建設工事は別として、箱物やあったら便利の道路ばかり新設せず、本来のインフラである下水処理整備に当てるべきではないだろうか。土建の利権に依存した議会や首長であってはならない。
下水道を普及させるだけでも膨大な公共投資が必要となる。市民の利益にならない見栄えだけの市庁舎の改築などは後回しの最後の最後だ。アベノミクスのばら撒き予算も十分に下水道整備に活用すべきだろう。
[ 2014年9月16日 ]
コメントをどうぞ