ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、孫氏（57）の資産は166億ドル（約１兆7790億円／１０７．１円換算）、柳井氏（65）の162億ドルを上回った。
ソフトバンクは、中国の電子商取引最大手、アリババ ・グループ・ホールディング株の約34％を保有している。アリババの新規株式公開（ＩＰＯ）計画がソフトバンク株の追い風になっている。アリババ は今週、ＩＰＯの仮条件レンジを引き上げ、ＩＰＯ規模を最大218億ドルとした。
間もなく実施されるアリババのＩＰＯは確実に孫氏の資産を大きく増やすと指摘されている。インターネット関連株は値動きが大きいが、一部銘柄には十分な価値があるとの見方。

 

アリババのＩＰＯ価格がレンジの上限で決まっても、株価収益率（ＰＥＲ）は上場されている他の中国インターネット企業に比べ低い。
孫氏は、ソフトバンク株２億7200万株近くを直接または持株会社を通じて保有している。
ブルームバーグの指数では、資金を借り入れた場合の担保として差し入れられている6370万株は計算に入れていない。
孫氏は８月、ソフトバンク傘下の米スプリント によるＴモバイルＵＳ 買収を断念している。
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