アイコン STAP細胞終了 小保方晴子氏自身の検証実験で作成不能 理研

STAP細胞の検証実験で細胞を作製できなかったことが17日、明らかになった理化学研究所の小保方晴子氏(31)。
今年1月の論文発表で一躍、世界中から脚光を浴びたが、論文は不正と認定され撤回。科学者の多くが細胞の存在を疑問視する中、実験で自ら汚名返上を目指したが、疑惑を晴らすことはできなかった。
「STAP細胞は必ず人の役に立つ技術」。1月の会見で、こう強調した小保方氏。再生医療への応用が期待されている万能細胞を、非常に簡単な方法で作ったとする論文は世界的な成果と注目された。
ところが2月上旬、画像などのデータに不自然な点があるとの指摘がインターネット上で相次ぎ、一転して疑惑の渦中に。
理研は4月、捏造と改竄の不正があったと認定したが、小保方氏は「故意ではない」と反論した。
会見した小保方氏は、論文の不備について涙を浮かべて謝罪する一方で、「STAP細胞はあります」「何度も確認された真実」と明言し、細胞は存在すると主張していた。
以上、サンケイ参照

STAP細胞はハーバード大学の教授も共著者となっており、信用させるには十分だった。しかし、STAP細胞の存在が疑問視される中、ハーバード大学のおっさんのいい加減な発表が続き、ハーバード大学もいい加減な教授がいることを世界に知らしめていた。
STAP細胞での最大の損失は、STAP細胞が作成できなかったことではなく、ES細胞研究で世界的にも第一人者であった笹井芳樹氏の自殺にある。STAP細胞の論文を掲載したネイチャーさえ追悼文を掲載するほどの人であった。マスコミ特にNHKの追求は厳しく、厚労省の追及も続き潰された。
小保方晴子氏には一生かかってもSTAP細胞の研究を続け、作成してもらいたいものだ。STAP細胞の可能性は個人的にはあると思うのだが・・・。生命科学はまだまだ未知の領域ばかりだ。

追、
ネイチャーは、科学分野で注目を集めた「今年の10人」の1人に、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜細胞の移植手術を「加齢黄斑変性」の患者に対し、世界で初めて実施した高橋政代・理化学研究所プロジェクトリーダーを選出し、18日付の最新号で発表した。
同誌は、高橋氏が所属した理研の発生・再生科学総合研究センター(現・多細胞システム形成研究センター)で起きたSTAP細胞問題に触れ「トラブルの年に希望をもたらした」と評価した。

ところで、治療を受けた患者さんは、施術後、少し明るさが取れるようになったと報道されていたが、その後どうなったのだろうか。
高橋政代氏は2005年に故笹井芳樹氏との共同研究で、世界で初めてES細胞から神経網膜を分化誘導することに成功していた。
 

[ 2014年12月18日 ]
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