アイコン 中国当局/香港デモに対し「インスタグラム」を遮断


28日の香港デモに対する上空からの催涙弾攻撃
中国当局は、7月初旬に香港で起きた大規模デモの後、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を 遮断、遮断事由は「テロ対策」としていた。そして、9月28日の香港でのデモ(7万人参加)により、今度は写真投稿サイトの「インスタグラム」(「フェイ スブック」傘下のスマホアプリ)も29日遮断した。
10月1日には、中国の膨大な泡銭資金に躍らされ、中国本土寄りとなっている香港金融街セントラルの封鎖を目指し大規模デモが計画されている。
中国当局は2009年7月のウイグル暴動により、ファイスブック、ツイッターを遮断している。
28日の香港では、学生や民主派による抗議行動が拡大し、警察による催涙ガスの噴射などの写真が転載されていることから、中国当局が流入を阻止するために遮断した可能性がある。
インスタグラムは米交流サイト「フェイスブック」傘下で、スマートフォン上のアプリなどで写真を友人らと共有できる。
一方、中国版ツイッターの新浪微博(ウェイボー、中国登録者5億人、ツイッターとファイスブックの機能併せ持つ)は、当局の監視下に置かれており、遮断されていない。
 
中国当局と馴れ合いの新浪微博は4月、米市場のIPOで2億8千万ドル調達した。しかし、米政府が、新浪微博を米国市場で上場させたことにより、中国では、当局と合体した情報コントロールをその資金で強化させていることにもなる。金のなる木は何でもよしのハゲタカ証券市場の現実が見えてくる。(中国では、ネットやスマホなどの監視に10万人が24時間体制で監視しているとされ、政治の批判的文言を掲載すれば、監視員により即排除されている。単語による自動排除も進んでいるとされる)
 
米国と中国、米政府は中国に対し民主化を要望し、香港の民主化デモも支持すると発表した。しかし、政治の世界、裏では手に手を取り合っている。
(今回の香港デモに対して、台湾の馬総統が全面支持を表明している)
中国に対して口先外交に徹する米国、中国では、ウイグル人に対する弾圧が強まるばかり、一部ウイグル人が同じイスラム系のアルカイダとの関係を持つなどより過激になってきている。
香港では、2017年の長官任命選挙において、実質中国政府が認める人物でない限り、立候補できないとした。これに対して1国2制度に反するとして、香港の学生や市民が猛反発しているもの。10月1日のデモは、香港の中国移譲後最大の民主化デモになるとされている。


 
[ 2014年9月30日 ]
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