アイコン 中国・病死豚肉使用の加工食品 日本大手は中国から輸入しているが・・・

中国公安省が11日、病死した豚の肉をベーコンや食用油に加工するなどして売りさばいていた11の犯罪グループを摘発し、110人あまりの容疑者を拘束したと明らかにした。
犯罪グループが検疫担当者に賄賂を渡し、見返りに検疫合格書を受け取っていたといういつもの中国政府の杜撰な管理体制が背景にあった。
グループは、農家などから病死肉を安く買い上げ、7年にわたり販売。押収された豚肉などは1000トン以上にも上るという。
中国では2011年以降、病死肉を販売する事件が多発し、4600件が摘発されているが、まだまだ氷山の一角のようだ。
以上、朝日新聞参照

中国だけに「またか」との声も漏れるが、他人事じゃない。

農水省によると、
13年の中国のソーセージ類の輸入量は約1900万キロで、世界1位。ハム・ベーコン類も約90万キロで第3位と、日本にも中国製の肉加工食品が大量に輸入されている。
厚労省は「情報収集しているが、今のところ問題ない」(監視安全課)と説明するが、不安は拭いきれない。
以上、日刊ゲンダイ参照

日本の大手食品メーカーの多くが、中国に、独自や合弁などにより工場進出している。そこで製品化し、そのまま日本で販売した場合の原産国表示はMade in Chinaとなる。ところが、材料として日本に運び入れ日本で再加工した場合の原産国はMade in Japanとなる。

食品は安全と市民が思い込む大手食品メーカーの製品でもMade in Chinaは大量に販売されている。病死豚が使用されていたかどうかのトレサリビィティ(追跡)は厳密にはなされていない。
そもそも中国の養鶏・畜産など大量飼育場では、病気対策の大量抗生物質投与・育成期間短縮の成長ホルモン剤大量投与が当たり前となっている。
羊城晩報は、2013年8月発覚した深セン市の病死豚による加工品150トンでは、すでに販売され多くの深セン市民が食べた可能性があると発表。その病死豚の加工品から検出された人体に有毒な動物用医薬品の量は基準値の12倍に上ると報道していた。
日本の検閲機関は、これまでの人減らしで、ろくに調べていないのが実情。日本のこうしたメーカーは自主検査でなんらか問題が発覚しても、多大な信用と膨大な利益を毀損するリスクがあることから、よほどの場合でない限り発表するわけもない。経営陣の責任問題=首にも波及する。

 

[ 2015年1月16日 ]
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