アイコン 日機装/世界初の深紫外線LEDを量産化へ ノーベル賞の赤崎教授らとの研究成果

日機装(医療機器・航空機部品メーカー東京)は、来春から石川県白山市の白山工場で、ノーベル物理学賞の受賞が決まった赤崎勇名城大終身教授、天野浩名古屋大教授と共同開発した新型発光ダイオード(LED)の世界初となる量産化に乗り出すと発表した。
青色の可視光よりも波長の短い「深紫外線」(255~350nm)を発し、殺菌治療や物質検出などさまざまな分野で用途が見込まれる最先端のLED製品。

深紫外線LEDは赤崎終身教授、天野教授の研究をもとに、名城大との産学連携で日機装が開発を進めてきた。発光効率や寿命で世界最高水準の性能を実現したという。
深紫外線領域のLSDは、青色などの可視光領域の素材である窒化ガリウムだけでは実現不可能で、窒化ガリウムにアルミニウムを加えることで結晶化を実現させている。

新型LEDの光は、殺菌作用があり、医療分野では皮膚病・免疫治療、感染症対策などで利用が期待されている。紫外線の持つ透過性を活用した化学物質の検出や計測、分析にも役立つほか、基盤印刷工程のUVインク硬化・接着・遮光、食品製造工程の殺菌、工場の排気処理や屋内空気清浄機など空気浄化の面でも実用化の可能性があるという。
新型LEDを生産する白山市の工場は、敷地面積9300平方メートル、延床面積1500平方メートルで、約22億円を投じて7月に完成した。現在は従業員約20人が本格稼働に向けた試運転を行っており、来年4、5月ごろの量産開始を目指す。

日機装は「今後も、赤崎先生、天野先生の教えを大事にして、深紫外線LEDの事業化 を推進していきたい」としているという。
以上、報道・会社HPなど
中国と韓国にすぐ真似されることから、国際特許を雁字搦めにすべく、米国の特許専門大手に特許管理させる必要があろう。
本日の日機装の株価は、3日連続して大幅下落しており、下げている。

 

[ 2014年10月10日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索