アイコン 中国製造業購買担当者景気指数(PMI)0.2ポイント上昇

HSBC/マークイットが発表した10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4で、9月改定値の50.2から上昇した。3ヶ月ぶりの高水準となる。
ロイターが集計したエコノミストの予想の50.3も上回った。(PMIは、50が景況拡大と縮小の節目)
ただ、国内外の新規受注は伸びが減速したほか、生産者物価は下落するなど、中国経済への圧力が強まっていることが浮き彫りになった。
生産指数は5ヶ月ぶり低水準の50.7に低下。

HSBC担当者は、製造業の動向は安定したようだが、需要の弱さが引き続きみられると指摘し、さらなる政策が必要。今後数ヶ月内に、金融と財政双方の政策緩和が見込まれると語っている。
中国の第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比7.3%増で、金融危機の影響で落ち込んだ2009年初め以来の低水準となった。
中国の今年の成長率は、政府目標の7.5%に届かない見通し。目標未達成は1990年以降で初めて。政府が数ヶ月以内に、より大胆な景気支援策に動くかどうかで見方が分かれている。
以上、ロイター

中国では、鉄鋼など過剰生産設備で老朽化した工場などは、爆薬により次から次に破壊している。やることなすこと、やはり中国だ。クリスマス対応の生産はボチボチ終了だろうが、製造業購買担当者にとっては、実務者として景気がよくなると判断しているようだ。不動産、消費者物価指数など各種データは暗いものばかりだが、こうしたデータの発表により、日本の本日の株価は下げから上げへ転じ、種切れでまた下げている。
OTSは、前日150円だったが、本日は始値173円まで上がり、その後163円まで下押ししたが、それ以降は上げに転じ200円のSTOP高となっている。医薬品関係は材料が出ると吹っ飛ぶことが多いが、ファーマフーズは関係する大学発の「関節リユマチプロジェクト」が経産省に採択され、10月1日280円で2日からスタート、本日は1,000円を超えている。回転も効いているようだ。
 

[ 2014年10月23日 ]
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