アイコン 9月の造船実績

平成26年9月分の造船主要53工場の鋼船受注・建造実績は、受注7隻、33万1千G/T、起工26隻、81万7千G/T、しゅん 工40隻、134万1千G/T、しゅん工船価1,479億円、生産指数85.8(2010年=100)であり、生産指数の前年同月比は、▲18.5%減で あった。
受注は、油槽船26万4千G/T、貨物船5万83百G/Tなど7隻33万1,089G/Tであった。
国内船のしゅん工実績は、合計6隻、1万G/T、生産指数143.6であった。内訳は、貨物船が1隻、一般油送船が1隻、その他船舶が4隻であった。
また、輸出船のしゅん工実績は、合計34隻、133万2千G/T、生産指数82.9であった。

内訳は、
貨物船が27隻で、そのうち一般貨物船4隻(パナマ、マーシャル諸島等向け)、ばら積み船11隻(パナマ、リベリア等向け)、自動車専用船1隻(リベリア向け)、鉱石兼ばら積み船11隻(パナマ、マーシャル諸島等向け)であった。
油送船は、LPG船3隻(マーシャル諸島、パナマ向け)、化学薬品船1隻(パナマ向け)、LNG船1隻(バハマ向け)、プロダクトキャリア1隻(パナマ向け)であった。
その他船舶は1隻(ノルウェー向け)であった。
鋼船修繕実績は、134隻、工事金額65億円であった。
以上、国交省

これまで世界一だった韓国の造船業界、すでに中国に追い抜かれ、月によっては日本にも受注実績で抜かれ、そのたびに喜怒哀楽を前面に押し出す韓国紙の記事が多くなっている。
韓国の造船業界は、ウォン高による受注減と過去のプラント大型工事の安値受注が祟り、多くが赤字を露呈している。当時、日欧米から顰蹙を買うような安値で受注し、韓国のプラント工事は世界に君臨しているとまで威勢のいい韓国紙の記事ばかりだった。今や・・・・。
為替相場はアメリカのドル緩和政策終了によりウォン安に展開しており、展開しだいではまた造船もプラント工事も世界中で取り捲る可能性がある。ただ、国内景気低迷とサムスンショックでウォン安も限られよう。

[ 2014年11月 6日 ]
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