アイコン 10月の首都圏の中古マンション成約状況  新築高に一部人気化

建築費の上昇で新築分譲マンションが値上がりし、都心の一部の区部では割安な中古マンションに人気が出ているが、中古マンションも連れて上昇している。そうしたことから、首都圏の中古マンションは全般的に成約件数が落ちている。
東日本不動産流通機構によると、10月の成約件数は前年比7ヶ月連続で減少。新規登録件数も前年比2ヶ月続けて減少している。

1、成約件数
10月の首都圏における中古マンション成約件数は、2,655件で前年比マイナス13.4%と7ヶ月連続で減少し、減少率は3ヶ月ぶりに2ケタに拡大した。

2、新規登録件数
10月は14,470件で前年比マイナス3.4%と2ヶ月連続で減少した。成約件数と同様に、減少率は9月(前年比マイナス1.0%)より拡大している。

2、在庫件数
10月は34,431件で前年比マイナス5.2%と、21ヶ月連続で減少した。ただ、前年比の減少率は縮小しており、前月比では1.4%増加した。

<成約単価>
成約単価は前年比で22ヶ月連続の上昇。新規登録・在庫単価も前年比で上昇続く

1、成約㎡単価
10月の首都圏における中古マンション成約㎡単価は43.53万円/㎡で、前年比プラス8.3%と22ヶ月連続で上昇した。9月に比べると上昇率は拡大しており、前月比でも2.5%上昇した。

2、新規登録㎡単価
10月は45.49万円/㎡で前年比プラス2.5%と、16ヶ月連続で上昇した。3月以降、前年比の上昇率は低下する傾向にあったが10月は再び拡大し、前月比でも1.5%上昇した。

3、在庫㎡単価
10月は44.71万円/㎡で前年比プラス0.1%と、11ヶ月連続で上昇した。前月比はプラス0.8%であり、在庫単価は7月以降ほぼ横ばいで推移している。

10月の首都圏の中古マンションの成約件数と㎡単価の状況   /万円
地区別
成約件数
成約価格
件数  
前年比
㎡価格
前年比
前月比
多摩地区
267
-12.2%
36.0
0.9%
2.1%
東京都区部 
1032
-9.7%
64.3
8.7%
3.4%
千葉県
346
-17.2%
24.7
4.6%
-1.7%
埼玉県 
325
-20.1%
25.6
5.0%
1.1%
横浜・川崎市
477
-17.9%
42.3
7.9%
4.5%
神奈川県他
208
-2.3%
27.1
4.0%
-6.1%
中古マンション市場も、建築コスト上昇による新築マンションの値上がりから価格が上昇している。それを反映し、不況もあり、消費税増税もあり、逆に成約率は大幅に落ち込んでいる。
個人どうしの売買にすれば、消費税はかからないのだが・・・後先の業者保証がない。不動産会社を仲介させればよいのでは・・・。
[ 2014年11月21日 ]
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