アイコン 中国12月 製造業PMIH49.5でマイナス圏突入/SBC

HSBC/マークイットが16日発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は、49.5で前月改定値の50.0から低下した。7ヶ月ぶりに景況拡大と縮小の分かれ目となる50を下回った。
新規受注指数は49.6に低下。4月以来の50の割り込みとなった。生産指数も2ヶ月連続で50を下回った。
HSBCによると、製造業部門の軟調は12月も続いており、2014年を低迷したままで終えると予測している。ディスインフレ圧力の高まりは、需要の弱さを示し、数ヶ月以内の追加金融緩和が正当化されるとの見方を示している。

先週発表された一連の経済指標では、中国の景気減速感が一段と鮮明になった。12日に発表された11月の工業生産は予想を下回り、投資の伸びも低水準にとどまっていた。

<<最近の中国の経済指標>>
<不動産開発>5年ぶりの低い伸びでもすごい

中国国家統計局が12日発表した1─11月の不動産投資は、前年同期比11.9%増加と、1~10月の12.4%増から低下し、2009年7月以来約5年ぶりの低い伸びを記録した。
ただ、11月の不動産販売(面積)は今年の最高水準となり、住宅市場のテコ入れに向けた政府の措置が奏功している可能性を示した。
不動産開発業者が大量の未販売住宅在庫の圧縮に腐心している状況を映し、着工面積は9%減少した。

<各種指標>
<工業生産>

中国国家統計局が12日発表した11月の工業生産の増加率は、前年比7.2%増と、増加率が10月の7.7%から鈍化。予想の7.5%増を下回り、2008年12月以来2番目に低い伸びとなった。

<固定資産投資>13年ぶりの低水準
1~11月の固定資産投資は、前年比15.8%増。予想と一致したものの、増加率は1~10月の15.9%から鈍化し、13年ぶり低水準付近となっている。

<不動産投資>
1~11月の不動産投資は前年比11.9%増で、1~10月の12.4%増から減速した。11月の電力生産の前年比増加率はわずか0.6%だった。

<小売売上高>
小売売上高の11月は、前年比11.7%増。2006年初め以来の低い伸びだった10月の11.5%増から増加した。予想は11.5%増だった。

 

[ 2014年12月16日 ]
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