アイコン オバマ大統領 キューバに対し歴史的大転換 国交正常化へ舵切る

オバマ米政権は17日、対キューバ政策の抜本的転換を決めた。オバマ大統領が17日正午すぎから演説し、米、キューバ両国が国交正常化交渉を開始すると発表した。
米国は、数ヶ月以内にキューバの首都ハバナに大使館を設置することも検討する。
東西冷戦下の1961年に国交を断絶し、核戦争の瀬戸際に至ったともいわれたケネディ時代の62年の「キューバ危機」で激しく対立した両国の関係は、歴史的な大転換を迎えることになる。
ロイター通信は、キューバのカストロ国家評議会議長が同時に、対米関係について演説すると伝えている。
オバマ大統領は前日の16日、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長と約1時間にわたり電話で会談していた。その仲を取り持ったのはカナダ政府であり、演説で感謝の意を述べている。
以上、

アメリカとキューバの首脳同士が1時間にわたり電話で話し合うなど、昔から生きている人たちは信じられない出来事だ。
アメリカにとってカリブ海は庭であり、その庭に敵対するキューバをいつまでも孤立させるより、立場が違ってもお友達になった方が得策と考えたのだろう。
米国の外交政策で、キューバ政策は、時の政権は政争の道具にしてきたものの、50年にわたる経済制裁において、長年まったく効果もなく、賞味期限も切れたものであった。
オバマ大統領もそろそろ任期を考慮し、歴史に名を残す動きに転じているのかもしれない。いずれにしろ、喧嘩状態よりお友達関係がよろしいに決まっている。

アメリカでは、次期大統領の共和党候補にブッシュ前大統領の弟が立候補を検討していると報道されている。前ブッシュ政権はキューバに対して強硬路線を取ったことでも知られ、当然、ブッシュ家の一員として、弟が政権を取った場合、何の効果もない強硬路線をとることは疑いようもない。アメリカも所詮、日本同様、政治家の人材不足は拭えようもなく、明治維新のような器の大きい兵たちは全く現れてこない。

キューバは、医療関係に多くの人材を配し、中南米やアフリカなどの低貧国からも多くの医師希望の学生を受け入れ、また、そうした国々へ多くの医療団を送り込んでいることで知られる。
どこの国も良い面もあれば悪い面もある。良い面だけ見てお友達になれば、世界も平和になろうが・・・。現実は、人の止め処のない「欲」が世界も人々も荒廃させている。

 

[ 2014年12月18日 ]
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