アイコン 十勝岳 火山活動強まる

札幌気象台は十勝岳について、次のとおり、火山活動が強まっていると発表した。

<噴火予報(噴火警戒レベル1:平常)が継続>
4月4日15時頃から5日0時過ぎにかけて規模の小さな火山性地震が増加した。その他のデータには特段の異常は認められない。
十勝岳では、直ちに噴火に至る兆候はみられないが、火山活動が高まっているため、今後の活動の推移に注意が必要。
震源は、62-2火口付近の浅いところと推定されている。
以上、

火山性地震は62-2火口近くのごく浅いところを震源とする小規模な火山性地震が急に増加し計134回に上っている。十勝岳で1日に100回以上の火山性地震が観測されたのは3年ぶりという。一方で、火山性微動は観測されておらず、直ちに噴火につながる兆候は見られないということだが、御嶽山の例もあり、信用せず、注意することが必要だ。

しかも、気象庁(本庁のHP)の十勝岳の火山情報は、下記の2月24日でストップしたままとなっている。(4月6日午前段階)
札幌気象台の当情報は、即気象庁のHPに反映されるべきものだろうが、御嶽山の爆発で多くの人命が失われた教訓が生かされていない。冬山に登る人たちも多い。

平成27年2月24日18時00分  札幌管区気象台
<十勝岳に噴火予報(噴火警戒レベル1、平常):警報解除を発表>

火山名  十勝岳  噴火予報:警報解除
十勝岳では、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなった。

<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(平常)に引下げ>
1.火山活動の状況及び予報警報事項
 十勝岳では、火口近傍の観測点で、山体浅部の膨張によるとみられる地殻変動の変化率が2014年7月頃から大きくなりましたが、その後12月頃から横ばいで推移しています。また、浅部の熱水活動の活発化を示すと考えられる常時微動の振幅レベルも12月以降低下しています。
 これらのことから、十勝岳では、ごく小規模な水蒸気噴火の兆候は認められなくなりました。
 なお、ここ数年、大正火口の噴煙量増加および地震増加、火山性微動の発生、発光現象などが観測されており、長期的にみると火山活動は高まる傾向にあるので、今後の火山活動の推移に注意してください。
2.対象市町村等
 以下の市町村では、入山規制などの特段の警戒が必要なくなりました。  北海道:美瑛町、上富良野町
3.防災上の警戒事項等
 火口内に影響する程度の噴出現象は突発的に発生する可能性がありますので、火口内や近傍では火山ガスや火山灰噴出に注意してください。
以上、

 

[ 2015年4月 6日 ]
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