アイコン AIIB参加見送り 静観すべし/一考

中国主導のAIIBは、ADBが官僚的だとして創設されたもの。財務省がこれまで天下りポストとして、総裁を輩出してきたが、財務省は金を握りド官僚体質の権化のような存在。そのその良し悪しは別とし、日本の官僚体質がADBに受け継がれているのは当然のことだろう。

し かし、AIIBは中国主導であることが問題であり、日本も創設メンバーに入り、中国にすべてにわたる主導権がもたらされないように、中からかき回す手立て はあったと思われる。だが、参加したとしても、その力量が、日本にあったのだろうか。それは皆無だ。国際社会では人畜無害の分野でしか日本が主導できると ころは悲しいかなない。金魚の糞を貫いている日本の生き様の結果でもあるのだが・・・。

AIIBでは、G7国の殆どが参加し、日米が孤立することになった。しかし、米国と運命共同体を選択している日本にとって、選択の余地はない。
今さら、財務省が、外務省がどうじゃらこうじゃらと問題視されているが、余計なことである。中国に対して、本当は・・・・パフォーマンスでも見せているつもりだろうか。

所詮、G7国の欧州勢や豪州(元々英国領)は、中国の覇権による東・東南アジアの緊張など他山の石であり、中国の銭(=投資)が欲しいだけ。
彼らは、経済が悪化すれば、自らの首が選挙により飛ばされる運命を背負っている存在でしかない。AIIBに靡くのが当然だろう。

欧米の為政者は、中国に対して、カッコよく、人権がどうじゃらこうじゃら口先だけ言うが、自国も問題を抱えており、ましてや、チベットやウイグル問題など、その時々の国際間の政治戦略を弄んでいるに過ぎない。最近、そうした中国問題を表舞台で語った国がどこにあろうか。ない。

日本の政権が運命共同体として選択しているアメリカであろうと、自らの利益だけしか考えておらず、最近でも、オバマが中国の東シナ海における防空識別権設定において、黙認したことでも明らかになっていることだ。
日本のスタンスが問われている。

だが、足下のAIIBに関しては、仲間内の財務省が、外務省が、政府に対して、・・・など、省の権益だけで動いているなど、ケチ臭いことこの上ない話だ。所詮、政治などそんなもんだろうが。

GDPに応じて巨額の金だけ出させられるAIIBについては、今となっては静観すべきだろう。
紐付きでない限り、日本がODAなどで拠出た東南アジアのインフラ投資の仕事さえ、隣国などからチャチャが入り取れないのが現実だ。

AIIBを含む中国の覇権の野望は、東アジア・東南アジアの国々に対して香港化を目指しているに過ぎない。最近香港に対して特に露骨になってきているが・・・。

日本は、アメリカに利用され、中国に利用され、翻弄させられている現実を直視し、駒を進めるべきではないだろうか。自らの足で・・・。

外相 AIIB参加なら出資1000億円にも NHKニュース


 

[ 2015年4月 8日 ]
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