アイコン 2014年造船統計 主要国受注量 船隻国と実質船主国

 

日本造船工業会によると、昨年1年間の日本の造船会社の受注量は、一昨年より約40%増の1,932万総トンとなり、リーマンショック前の2007年に次ぐ水準まで回復した。
日本の造船会社の受注量が増加したのは3年連続で、その背景にはリーマンショック後に落ち込んでいた世界的な船舶需要が再び持ち直していたなか、円安によって日本の受注環境が改善したことがある。
ただ、日本造船工業会は、日本の造船業界は再び受注が落ち込む時期に入ってきており、原油安によってエネルギー関連の船舶の需要が減ることなどで円安が続いたとしても、日本の今年の受注量は昨年より減少するという見通しを示している。
日本の造船業は、ほかの業種との協業などを積極的に進めることで、客がよりくつろげる客船など、さらに付加価値の高い船を造る必要があると指摘している。

以上、
今年になり、商船三井のように韓国企業に超大型船を何隻も発注するようでは、日本の造船業が衰退するのも当然だろう。

世界主要国別造船受注量推移/HIS
 
 
日本
韓国
中国
その他
世界計
2008年
隻数
531
555
1,067
956
3260
千総トン
14,733
34,643
29,112
7,462
88,000
シェア
16.7%
39.4%
33.1%
8.5%
100.0%
2012年
隻数
387
232
704
728
2152
千総トン
8,851
11,967
13,761
2,680
38,400
シェア
23.0%
31.2%
35.8%
7.0%
100.0%
2014年
隻数
596
337
1,102
536
2,694
千総トン
19,325
24,649
32,057
4,315
82,582
シェア
23.4%
29.8%
38.8%
5.2%
100.0%
世界の造船受注量推移
 
隻数
千総トン
前年比
2008
3,260
88,000
 
2009
1,408
33,600
-61.9%
2010
2,780
82,400
145.2%
2011
2,252
56,800
-31.1%
2012
2,152
38,400
-32.4%
2013
3,532
103,200
168.7%
2014
2,694
82,582
-20.0%
 
2013年ベースの船腹量シェア/IHS
船籍国別
実質船主国別
パナマ
19.4%
日本
13.7%
リベリア
11.3%
ギリシャ
13.1%
マーシャル諸島
8.5%
ドイツ
8.3%
香港
7.6%
中国
8.1%
シンガポール
6.2%
米国
4.9%
バハマ
4.7%
韓国
4.0%
マルタ
4.4%
英国
3.8%
中国
3.8%
ノルウェー
3.3%
ギリシャ
3.7%
香港
2.7%
キプロス
1.9%
デンマーク
2.6%
日本
1.8%
台湾
2.5%
イタリア
1.6%
シンガポール
2.5%
ノルウェー
1.5%
イタリア
1.6%
その他
23.6%
その他
28.9%
・2013年船腹量世界合計:1,122,649千総トン、隻数:103,833隻
造船
[ 2015年4月22日 ]
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