アイコン スパコン「京」が「Graph500」で世界第1位を奪還 計算速度は中国天河2A

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-ビッグデータの処理で重要となるグラフ解析でも最高の評価-
理 化学研究所(理研)と東京工業大学、アイルランドのユニバーシティ・カレッジ・ダブリン、九州大学、富士通株による国際共同研究グループは、ビッグデータ 処理(大規模グラフ解析)に関するスーパーコンピュータの国際的な性能ランキングである「Graph500」において、スーパーコンピュータ「京(け い)」による解析結果で、2014年6月以来、再び第1位を獲得した。
これは、東京工業大学博士課程(理研研修生)上野晃司氏らによる成果。
大規模グラフ解析の性能は、大規模かつ複雑なデータ処理が求められるビッグデータの解析において重要となるもので、今回のランキング結果は、「京」がビッグデータ解析に関する高い能力を有することを実証するもの。

 なお、計算速度スパンコン500ランキングでは、中国の天河2Aが1位、2位・3位はアメリカのIBM製、4位は日本の京(2011年は1位だった)だった。
 単純にスピードだけを競えば、その辺のGPUを山のように繋げば、達成することが可能。それを立証したのは、2009年当時、長崎大学の浜田剛准教授らが3800万円で、GPU380基を繋ぎ、当時、日本一の演算速度を達成していた。その方式で計算だけなら、場所と何億円かあれば、天河2Aを超えられるかもしれない。

 スピードと性能評価が問われる「Graph500」で「京」は世界一だった。

 
<「Graph500」ランキング トップ10>
順位
システム
設置場所
ベンダー
ノード数
プログラムスケール
GTEPS
名称
1
K computer
理研 計算科学研究機構
富士通
82,944
40
38,621
2
Sequoia
ローレンス・リバモア研
IBM
98,304
41
23,751
3
Mira
アルゴンヌ研
IBM
49,152
40
14,982
4
JUQUEEN
ユーリッヒ研
IBM
16,384
38
5,848
5
Fermi
CINECA
IBM
8,192
37
2,567
6
天河2A
国防科学技術大学
NUDT
8,192
36
2,061
7
Turing
GENCI
IBM
4,096
36
1,427
7
Blue Joule
ダーズベリー研
IBM
4,096
36
1,427
7
DIRAC
エジンバラ大学
IBM
4,096
36
1,427
7
Zumbrota
EDF
IBM
4,096
36
1,427
7
Avoca
ビクトリア州生命科学計算イニシアティブ
IBM
4,096
36
1,427
 
[ 2015年7月17日 ]
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