アイコン バンコク爆破事件 犯人に100万バーツの懸賞金 外国人か似顔絵公開

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黄色のTシャツ姿の外国人・英語以外の外国語で携帯通話・共犯者別に2人

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タイの首都バンコクで17日起きた爆発事件で、警察は現場近くの監視カメラに写っていた不審な男について、殺人などの疑いで逮捕状を取り、行方を追っている。
タイの首都バンコクでは17日と18日、2日続けて爆発が起き、最初の爆発で20人が死亡、日本人の男性1人を含む125人がけがをした。2件の爆発はともにTNT火薬が用いられている。
タイの警察は、17日の爆発の現場近くで監視カメラに写っていた不審な男について19日、殺人などの疑いで逮捕状を取った。
男は外国人と見られ、身長が170センチ程度とみられるが、国籍や名前などは分っておらず、警察は男の似顔絵を公開したうえで100万バーツ(28100ドル、348万円)の懸賞金を懸けて、行方を追っている。
警察のその後の調べで男は、爆発の現場から南に約400メートル離れた場所からバイクタクシーに乗り、約1キロ離れたルンビニ公園まで移動していて、その際、携帯電話で英語ではない外国語を話していたことが新たに分かった。
警察は、男が外見の特徴からも外国人である可能性があるとみて行方を捜査するとともに事件の背後関係の解明に全力を挙げる方針。
一方、警察は爆発直前の監視カメラの映像から、男がリュックサックを置く様子を周囲から隠すような不審な行動を取っていた白と黒のTシャツ男の2人がいたことを明らかにし、複数犯による計画的な犯行の可能性もあるとみて調べている。

タイ警察のソムヨット長官は19日の会見で、「このような事件を単独で起こすのは難しい。複数の人物が関わっているはずだ。監視カメラの映像を精査する必要がある」と述べ、ほかにも事件に関わった人物がいるとみて、捜査していることを明らかにした。

タクシン派の赤シャツ部隊の犯行とは異なるとの見方やタイ南部3県のマレー系イスラム教徒の過激派その延長線上のISおよびタイの軍事政権が亡命中のウイグル族109名を中国に強制送還したことから、それに反発したウイグル族の犯行説も浮上している。当局はいずれの可能性も排除しないとして捜査に当たっている。

いずれにしろ、2日連続で起きた爆発事件の容疑者の足取りがつかめないなか、治安悪化への懸念が高まっている。
以上、

ウイグル族の強制送還は、臨時的な軍事政権が判断すべき案件ではなく、中国の銭欲しさに行った蛮行、政権の長期化をはかる動きとなっている。そろそろ、タクシン派の赤シャツ部隊も、軍事政権批判を高めるものと見られる。
今回の爆発事件における社会不安は、経済の2割近くを占める観光産業が打撃を受け、経済全体に広がっている。すでにホテルのキャンセルなど相次いでいるという。
昨年は、政治の混乱から自動車販売台数は前年比▲33.7%減の881,732台と大幅に落ち込み、さらに今年の上半期も前年同期比▲16.3%減の369,109台にとどまっている。
現地日系自動車メーカーもこうしたカントリーリスクからインドネシアにシフトしている。

 

タイの経済成長率
2010
7.81
2011
0.08
2012
6.49
2013
2.89
2014
0.71

 

[ 2015年8月20日 ]
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