アイコン 熱烈歓迎 台湾次総統最有力候補で民進党党首の「蔡英文女史」来日

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蔡英文女史台湾国民の国民党離れは、馬英九総統が、中国との関係をより深くするため、突 如、中国側と「両岸(台湾、中国)サービス貿易協定」 に調印したことに始まる。

中小商業者や学生らが猛反発、ひまわり学連が議事堂内を占拠、立法院長が良識派だったため、警察も動かさず、長期にわたり占拠、 国民党の馬総統から譲歩を引き出し、議事堂を開放(責任者らは自首して逮捕)した(ひまわり運動)。

その余韻から行われた統一地方選挙では、主要都市のほ とんどを押さえ民進党が大勝利した。

国民党は主要都市の首長の座も失い、国民党の新北市長が国民党の次の総統候補とされていたが、新北市長は早々に辞退、 国民党に有力候補はおらず、人気もないヒステリックなおばんを総統選候補にしている。

そのため、人気もあり清廉性も持つ民進党の蔡英文党首が総統選の最有 力候補とされている。

民進党は、元々一党独裁政権であった国民党政権下、国民党の批判分子などが結集した政党、政党設立が自由化され、国民党の対抗馬となった。
日本敗戦で、中国の蒋介石が台湾を統治するため派遣した軍と元からいる台湾住民との抗争から、軍が住民を大弾圧して3万人以上が虐殺された(1947年)2.28事件などにより、国民党に対する台湾人の中には批判的な人も多く、また、中国に対してアレルギーを持つ人も多い。そうした人たちの多くが民進党などに結集している。現台北市長の祖父も2.28事件で国民党軍に拘束・監禁され、その後病死するなどしており、国民党に対して批判的な立場をとっている。こうしたことから、台湾では、蒋介石らの国民党支配時代より、日本統治時代が良かったとする老人たちも多い。

国民党の李登輝時代に蔡英文女史は見出され、その後、国民党の馬英九総統と李登輝元総統が袂を分かち、今では李登輝元総統は蔡英文が党首となった民進党と近い勢力となっている。

台湾の最大野党、民主進歩党(民進党)主席で来年1月の総統選の党公認候補、蔡英文氏が6日、台北から羽田空港に到着した。

9日までの日程で、東京のほか安倍晋三首相の地元・山口県も訪問し、総統選を前に対日関係を強化する狙いがある。
 ただ、安倍首相との会談について、蔡氏は来日を前に「現時点で計画はない」と表明。来日に反対している中国を過度に刺激しないよう、慎重に対応を検討しているとみられる。
 蔡氏は、各種世論調査の支持率で総統選の他候補を大きくリードし、8年ぶりの政権交代に向けて優位に立っている。
 
<蔡 英文(ツァイ・インウェン)>
1956年8月31日生
中華民国(台湾)の政治家。第12‐13代民主進歩党主席、元中華民国行政院副院長、現・民主進歩党主席。
<経歴>
台湾屏東県枋山郷出身で客家の旧家の出。台湾大学法学部卒業後、アメリカのコーネル大学ロースクールで法学修士、イギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで法学博士を取得。帰国後、国立政治大学及び東呉大学の教授に就任した。
国民党政権下の1990年代に、経済部の国際経済組織首席法律顧問、経済部貿易調査委員会委員、行政院大陸委員会委員、行政院公平交易委員会委員などを務め、
1999年に李登輝総統が発表した中台関係の新定義、いわゆる「二国論」(「特殊な国と国の関係」論)にも深く関わった。
民進党が政権を獲得した2000年5月、中台関係の政策を受け持つ行政院大陸委員会の主任委員に就任。
2004年には民進党から立法委員選挙に出馬して当選、2006年1月から2007年5月まで行政院副院長(副首相)を務めた。
2008年5月21日、民進党が下野した直後の党主席選で圧勝し、第12代主席に就任した。代理で就任した人物を除くと、民進党初の女性党首である。2010年5月、第13代主席に再選。
2010年11月、新北市初代市長選挙に出馬したが国民党の朱立倫に惜敗した。
2012年1月14日、実施の総統選の民進党公認候補として、再選を目指す国民党の現職の馬英九と次期総統の座を争ったが敗れ、投開票が行われた14日夜に党主席辞任を表明、3月1日付での辞任を了承された。後任の代理主席は、陳菊高雄市長。
2014年、蘇貞昌の後任として再度、党主席に就任。
2015年6月、米紙『タイム』アジア版の表紙を飾った。

<人物>
独身のクリスチャン。「台湾のライス」と呼ばれるなど学者出身で清廉なイメージがある。
2012年総統選に立候補し、2011年4月の世論調査では現職の馬英九総統と互角の支持率を出している。
政治的立場は穏健独立派とみられているが、2008年11月の中国海峡両岸関係協会の陳雲林会長の訪台をめぐって「訪台を歓迎しない」「台湾史上、最も暗い1週間」と踏み込んだ発言を行い、急速な対中接近を図る馬英九政権を強く牽制した。
2012年総統選に立候補後、2025年までに原発全廃を目指す目標を表明、民進党結党以来の党是の一つである「脱原発」を鮮明に打ち出している。

<日本との関係>
かつて日本語を3年間勉強したこと(ただし、本人いわく「あまり上手ではない外国語」)、よく日本を観光で訪問しているという。
日本統治時代については「日本人には誤りもあったが、台湾に対する貢献もあった」と評価。尖閣諸島(釣魚台)問題については、「台湾の領土」との立場を強調しつつ、「(日台相互が主張しあう)領土の概念から引き出される経済利益は、双方が共同で享受する」ことを提唱している。
以上。

来年早々には、台湾総統になる人、以上のことを読んでおこう。
安倍首相は、持ち前の勇気を持ち海外の外野席に耳を傾けず蔡英文党首と会うべきだ。

 

[ 2015年10月 7日 ]
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