アイコン 米国でさえ遺伝子組み換え小麦の食用は厳禁  日本発泡酒等でも使用

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ビール類のうち「発泡酒」や「新ジャンル」(いわゆる第3のビール)にも遺伝子組み換えトウモロコシ由来の原料(液糖)が使われるようになってきた。この原料は国の安全審査を通っている。組み換え作物由来の液糖は既に清涼飲料水に使われ、使用対象が拡大している。
製造過程で組み換え作物の遺伝子が残らないため表示義務はない。ただ消費者団体は、欧州並みに組み換え作物由来で表示義務のない商品でも「消費者が選択できる表示ルール」を求めている。

 現在、日本では加工用のトウモロコシをほぼ全て輸入で賄っている。そのうち栽培・流通・加工の各段階で、遺伝子組み換え作物が混ざらないように分別管理した「非組み換え」と、ほとんどが組み換えトウモロコシからなる「不分別」の2種類がある。
日本の最大の輸入先である米国では栽培の約9割が組み換えのため、輸入トウモロコシの大半が「不分別」に切り替わり、清涼飲料水や家畜の餌などに使われている。

 一方、ビール類は消費者団体が定期的にビール会社に対して「不分別」など組み換え品に切り替えていないかを尋ねていたことなどからビール会社は切り替えに慎重な姿勢を見せてきた。

 こうした使用状況に変化がないかを調べるため10月に国内ビール大手4社にアンケートした。4社はアサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリービール。

 4社ともこれまでは非組み換えトウモロコシ由来のコーンスターチからできた液糖を使っていたが、発泡酒と新ジャンルでは、不分別に切り替えていた。
その時期について、サントリーは「今年2月製造分から」、アサヒは「3月から」、キリンは「今年に入って順次」。サッポロは時期を明らかにしていない。

理由は
「長期的に安定して供給を確保する必要があるため」(サントリー)
「不分別液糖については清涼飲料や他の食品でも広く使用され安全上の問題も起きておらず、今後の安定調達も考えた」(アサヒ)
と説明している。

 ただし、ビールは、原料にトウモロコシを使わないサントリーを除き、3社とも「非組み換え品」を使用している。
「主婦連合会」の河村真紀子事務局長は「(最終製品に遺伝子が残っていなくても表示を義務づけている)欧州連合(EU)並みの厳しく、シンプルな表示ルールを国は検討してほしい」としている。

<アメリカでは食用小麦は遺伝子組み換え種子の使用を禁じている・・・何を物語る>
アメリカで除草剤を空中散布しても枯れないように耐性化され、また雑草に対して強く、生産量が豊富な遺伝子組み換え種子が開発され製造されている。
遺伝子組み換えでは一代種子が製造されており、指定の除草剤を散布し、毎回種子を購入する必要がある。
そうした遺伝子組み換え種子は、TPPで完全に日本へ入ってくる。それも加工食品にすれば、使用の有無さえ不明となる。
大豆、とうもろこし、飼料用小麦などに広範囲にこうした種子が作られている。
そのアメリカでも、食用小麦は、遺伝子組み換え種子の使用が禁じられている。なぜならば、長期かつ大量に食した場合の安全が保証されていないからである。
化学業界のロビー活動(公的賄賂)で米政府に対して、これまで使用を認めさせてきた経緯がある。(化学業界には米高官の天下りも多い)
日本政府は、アメリカの腰巾着、コバンザメのいいなり政策下にあり、アメリカ様の思し召すままとなっている。
石原慎太郎氏さえも遺伝子組み換えの食物の輸入や種子の輸入については批判している。
それほど、安全が担保されていない種子により生産された穀物である。

<遺伝子組み換え種子による穀物の恐怖>
1、2012年9月、フランス、カーン大学のセラリーニ教授らの研究チームが発表した遺伝子組み換え穀物の実験結果は、世界に衝撃を与えた。
これは市場に広く出回っている除草剤耐性遺伝子組み換えトウモロコシ(NK603)をネズミに食べさせるというもので、実験に使われたねずみは全部で200匹。ねずみの寿命に相当する2年間の歳月をかけて行われた綿密な実験が行われた。
実験の結果、遺伝子組み換えの餌を食べた雌は、その多くが乳がんなどの腫瘍(がん)にかかることがわかった。
実験群の雌の5割~8割に腫瘍ができ、対照群の3割とは明らかな差が認められた。
試験群の腫瘍は、対照群よりも2~3倍も大きかった。
しかも、腫瘍ができる時期も違っていた。対照群に腫瘍ができるのは23~24か月、つまり人間でいえば80歳くらいの最晩年であるのに対し、試験群では、4ヶ月目頃から既に腫瘍が現れはじめ、11~12ヶ月目になると爆発的に増える。これは人間だったら35~40歳の若さとなる。
遺伝子操作種子は除草剤に対して耐性を持つ種子として開発されており、除草剤メーカーは永遠に儲かるという構図、実験では、遺伝子操作による穀物は、散布され蓄積された除草剤も健康に悪いし、除草剤をかけないで育てた場合でも健康に悪い、ということが判明している。
つまり、遺伝子組み換えトウモロコシを食べると、若くして腫瘍になる確率が高まる、ということが証明されている。

2、ロシアのイリーナ・エルマコヴァ博士は、米モンサント(TPPの交渉を受け早速住友化学が業務提携している)の遺伝子組み換え大豆(Mon40-3-2)をネズミに食べさせる実験を行い、2006年1月に日本の学会で報告している。
その実験は、ネズミは、A群には餌に組み替え大豆の粉末、B群には普通の大豆の粉末、C群にはネズミ用の餌を与えての実験だった。
その結果、
生後3週間までの新生児死亡率は
A群:45匹中25匹死亡……55.6%
B群:33匹中3匹死亡……9%
C群: 44匹中3匹死亡……6.8%

こうしたことからも、アメリカでも食用小麦については、遺伝子組み換え種子による小麦を厳しく禁止している。
日本の研究者は、なぜにこうした実験をしないのだろうか。権力者に取り込まれてしまっている。
 

[ 2015年11月10日 ]
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