アイコン 甘利経済再生担当大臣の28日の辞任会見の内容

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甘利経済再生担当大臣は28日午後、自らの事務所が建設会社から現金を提供されたなどと報じられたことを受けて記者会見し、建設会社の関係者からの政治献金を受け取っていたことを認めた。そのうえで、

「私を巡る今回の週刊誌報道の件で、国民の皆さまにご心配をおかけしていることにつきまして、深くおわびを申し上げる」。
「閣僚としての責務、および政治家としての矜持(きょうじ)に鑑み、本日ここに閣僚の職を辞することにした」
「閣 僚のポストは重いが、政治家としてのけじめをつけること、自分を律することはもっと重い。政治家は結果責任であり、国民の信頼の上にある。何ら国民に恥じ ることをしていないとしても、私の監督下にある事務所が招いた国民の政治不信を『秘書のせいだ』と責任転嫁することはできない。それは私の政治家としての 美学、生きざまに反する」

「デフレから脱却し、強い経済を実現するためには、新年度予算案および重要関連法案の、一刻も早い成立こそが求められており、その阻害要因となるものは、取り除いていかなければならない。私もその例外ではない」
「国会議員として、秘書の監督責任、閣僚としての責務、および政治家としての矜持に鑑み、本日ここに閣僚の職を辞することにした」
「この秘書と別の秘書の2人が、建設会社の関係者から、金銭授受などの接待を多数回にわたり受けている事実は認めているということで、調査をしている弁護士を通じて、2人から辞表が提出された」
「建設会社の関係者からの政治献金については、選挙管理委員会とも相談したうえで、すべて返金するよう事務所に指示をした」
と述べ、
今後の国会審議への影響などを考慮し、閣僚を辞任する意向を明らかにした。

甘利大臣は、文春がスクープ報道したとおり、平成25年11月に大臣室で、また、一昨年2月に神奈川県大和市のみずからの事務所で、それぞれ建設会社の関係者と面会した際、いずれも50万円の現金を受け取ったことを認めたうえで、政治資金収支報告書に記載していると説明した。
さらに甘利大臣は、平成25年8月に神奈川県大和市のみずからの事務所で、秘書が建設会社の関係者と面会し、現金500万円を受け取ったことを認めたうえで、このうち200万円は適切に会計処理したものの、残りの300万円は秘書が個人的に使っていたことが分かったと説明した。
以上、
有力政治家や役所の政治的に力を持つ上層部には、業者から袋包みがいくらでも提供されることから、金銭にマヒしてしまっているのだろう。
収賄罪に問われたある元役所の人の裁判では、検察側の証言で、ロッカーに手付かずのまま現金入り封筒が山のように入っており、その合計額は約1500万円だったという。
その答弁で元役所の人は、お盆や年末年始にやって来る客がかつてに置いていくから、そのまま中身も見ずロッカーに入れていたという。誰からもらったかいちいち覚えていないと証言していた。

[ 2016年1月29日 ]
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