アイコン 宇美断層 福岡市にも伸びている可能性 将来地震予想M7.1想定

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産業技術総合研究所(産総研、茨城県つくば市)は、福岡市隣接の須恵町から筑紫野市にかけた「宇美断層」(約13キロ)で、活断層を示す地層のずれを確認した。須恵町にトレンチ(掘削溝)を造り、調査していた。
調査地点は、地表で確認できる断層の北西端付近。同地点で活断層が見つかったことにより、地表からは確認できない同県粕屋町や福岡市へも延びている可能性が強まったという。

文科省の委託を受け、産総研などが1月から本格調査を進めていた。
同省が2013年2月に公表した活断層の長期評価(地震の規模や一定期間内の発生確率)では、航空写真などで存在が確実だった須恵町-筑紫野市の約13キロに加え、「北西へ10キロ程度延びる可能性がある」として、総延長が23キロに及ぶ可能性を指摘した。
将来予測される地震規模をマグニチュード7.1とした。

産総研の宮下由香里活断層評価研究グループ長は「人口が多い延伸部分の調査がさらに必要だ」と話している。
また、長期評価では最新の活動時期は「約4500年前以後」となっており、産総研などは地層に残る物質を分析し、活動周期などを詳しく調べる方針。
以上、報道参照

福岡県西方沖地震は、福岡市の中心部を南北に走る警固断層が動いたとされたが、一番被害が大きかったのは玄海島だった。それまで警固断層は博多湾までとされていたが、そりより北西へ大きく伸びていたことが当地震で明らかになった。
今年3月に入って、5日に福岡市の福岡空港(昔は湿地帯)で震度3の地震(M3.5)と、9日にも震度1の地震を発生させている。
震源地は、いずれも福岡県北西沖となっており、深度が10キロと浅く、5日の地震でほかの場所も刺激され、地震を発生させている可能性があり、直下型は地震規模が小さくても被害を大きくすることからしばらく注意が必要だ。
また、福岡市には、警固断層しかないようなイメージは、今回の宇美断層の詳細発表などからも払拭する必要がある。
日本中、断層だらけ、特に河川や山間に断層が走っているケースが多い。


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宇美断層/非常に浅くズレた地震歴は古くない。

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[ 2016年3月10日 ]
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