アイコン 共同運航更新決裂 JR九州高速船と韓国未来高速 10年間続いていた

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JR九州高速船(福岡市)と韓国・未来高速(釜山市、韓国鉄道公社))とによる高速船共同運航の契約が3月末で終了し、更新されないことが分かった。
両社によると、それぞれが出した条件が折り合わなかったという。

2006年4月から続いていた共同運航は終わり、4月からはライバル企業としてそれぞれ単独で運航することになる。
 福岡と釜山を結ぶ航路は、JR九州高速船が1991年に就航。2002年に未来高速が参入した後、激しく競い合っていたが、06年に共同運航契約が結ばれた。

「ビートル」3隻を保有するJR九州高速船と高速船「コビー」2隻を保有する未来高速とが再び単独で運航することになり、乗客の奪い合いは避けられない見通し。

JR九州高速船は25日、博多港でビートルの「福岡―釜山」航路の就航25周年記念セレモニーを行い、単独運航の再開を発表した。過去25年間で乗客者数は累計500万人を超え、両国間の交流拡大に貢献しているが、最近は、格安航空会社(LCC)との競争激化や日韓関係悪化の影響もあり、苦戦が続いている。

同社は、日本旅行をする韓国人観光客を対象に多様なセット商品を開発して販売するという戦略を立てている。JR九州が所有する鉄道、ホテル、ゴルフ場、飲食店、レンタカー会社などを利用できる商品を開発し、ビートルの乗客が実質的な割引特典を受けられるようサービスを強化する。

一方、韓国内での営業で優位に立つと考える未来高速は、クレジットカード会社と提携したポイント割引制度を実施し、ホテルやレンタカー会社と提携したサービスも導入する予定。
 両社の競争は、長期的には料金の引き下げにつながるとみられ、韓日間を往来する乗客が増える効果を期待することができる。

なお、LCCではエアプサンで見る限り、予約にて春得祭りの時間帯によっては片道最低3000円からある。ビートルは予約にて往復最低8000円前後からある。最低金額ではLCCも高速船も料金はほぼ変わらない。
こんなに安いからこそ、韓国から国内旅行気分で大量に福岡へ遊びに来ている。
JR九州は、引き出しの中にいくつもの商品を持ち合わせており、今回の提携解消は大正解だろう。

 

JR九州高速船と韓国未来高速

[ 2016年3月27日 ]
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