アイコン 韓国・馬山大学の3名が「嬉野温泉旅館大正屋」に就職 民間交流が何より大切

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民間交流が日韓関係の一番の良薬。それも舞台は温泉旅館、裸の付き合い。

馬山大学(慶尚南道昌原市馬山会原区)日本語コミュニケーション学科を今春卒業した3人が、佐賀県の温泉旅館に就職し、話題になっている。

 キム・ヒョゴンさん、アン・ジュワンさん、キム・ソンギョンさんの3人は3月31日、佐賀県嬉野市にある「嬉野温泉旅館大正屋」に入社するため出国した。

大正屋は、本館に当たる「嬉野温泉旅館大正屋」のほか、別館の「椎葉山荘」「湯宿清流」の3ヶ所の宿泊施設を運営している。

嬉野温泉旅館大正屋は2013年、日本の観光経済新聞社から「5つ星の宿」に選出され、また昨年には「人気温泉旅館ホテル250選」にも選ばれた。

今回、3人の卒業生が大正屋に就職したのは、日本語コミュニケーション学科のイ・ジェソン学科長と現地企業との信頼関係を土台とした交流の活性化、特性化、また現場実習中心の教育が功を奏したと馬山大学側は説明している。

イ学科長は今から17年前の1999年、大正屋での現場実習を行ったのをきっかけに、毎年現地を訪問するなど、17年にわたって交流を続けている。
 イ学科長は、「日本企業との長期間にわたって築き上げてきた信頼関係や、多様な現場実習で積み上げた専門性、また日本語能力が徐々に花開いてきており、 日本を訪れる韓国人観光客の増加も、学生たちが日本企業に就職する上で大きなプラスになっている」と話しているという。

 大正屋がある佐賀県嬉野市は、2011年、韓流ドラマ『家門の栄光4』のロケ地となったほか、「日本三大美肌の湯」の一つとしても知られている。
以上、韓国紙報道

<オルレハイキング>
佐賀県は、韓国済州島で始まった自然や雑木林・山などを一定のコースで散策する「オルレ」ハイキングが盛んな県で、「オルレ」ハイキングはすでに九州各地に拡大してきている。そうしたことから韓国からの「オルレ」客も多くなってきている。
日本客も韓国客も若い人から高齢者まで数人単位で、ほとんど整備されていないハイキングコースをゆったりとハイキングしている。
  佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社などが、タイ国の映画やドラマの撮影地になり、タイからの観光客も多い(佐賀県のこれまでのドラマ撮影の誘致活動の成果でもある)。

<美人の湯、嬉野温泉大正屋>
嬉野温泉の歴史は非常に古く、神功皇后の西征にまで遡る。その帰途に皇后は白鶴を見付けたが、傷を負っていて心配していたところ、河原に舞い降りて湯浴みをすれば、再び元気に去っていくのを見て「あな、うれしや」と感歎された。この語が転訛して「あなうれしや」と、嬉野の地の語源となっている。
温泉は、美肌に効果がある重曹泉で、入浴した後につるつる感がある。その泉質は中央温泉研究所と藤田聡によって「日本三大美肌の湯」に選ばれている(残り2つは斐乃上温泉と喜連川温泉)。
大正屋の建屋は、皇居新宮殿の基本設計も手がけた日本芸術院会員の故・吉村順三先生による設計により建てられ、大正14年開業している。

嬉野温泉大正屋
嬉野温泉大正屋

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[ 2016年4月 2日 ]

 

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