アイコン 15年度で▲5兆円超損 年金機構GPIFの巨額株投資 16年も巨額損ありうる

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2014年10月から解禁された株投資の倍増、日銀の金融緩和と同時に発表されたことから、2015年夏場までに日経平均の近時最高値まで押し上げたものの、その後は、中国経済の低迷・上海株価暴落、大きく円高に振れ、日経平均は下落局面に至っている。

そうした中、公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、2015年度の決算(3月決算)で、▲5兆数千億円の運用損失を計上することが1日分かった。

GPIFが同日までに厚生労働省に財務諸表を提出した。

14年秋から運用割合を増やした株式の価格が下落し、10年度以来5年ぶりの赤字となった。
GPIFは、例年7月上旬までに前年度の運用結果を公表しているが、今年は3週間ほど遅い、参院選後の29日に発表することを決めている。
厚労省は「初めて保有銘柄を発表するため、時間がかかる」と説明したが、野党は「参院選への影響を配慮した日程だ」と批判を強めていた。
以上、

リスク資産への巨額投資、当然、四半期ごとの運用報告が求められるが、臭いものは隠蔽することが大好き年金機構・政府であるだけに、また資金が個人や企業が積み立てた資金であり、四半期ごとの運用結果報告が求められ、その運用責任体制も公表すべきであろう。
 国によりGPIFは、その運用資金の半分(それまで1/4)を株投資することが決定されたが、対象の証券市場は2015年夏ピークアウトしている。日本株はバブルの発想により、いつまでも上昇すると見ていたのだろうか。

年初から外人投資家は、年金様が株価を買い支えている間に、日本経済の先行きを懸念して5兆円以上売り越している。年金様がいなかったら、日経平均はさらに下がっていたことだろう。

日本の証券市場のリスクは、中国経済低迷や英EU離脱のような世界同時株安リスクと円高リスク、財政リスクなどリスクを多く抱え、お先まっ暗。公共投資20兆円で一転突破を図ろうとしているようだが・・・。


年金
 

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[ 2016年7月 1日 ]

 

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