アイコン 住江織物 社長引責辞任 米子会社の不適切会計処理

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住江織物本社には、社長を引責辞任させた米子会社の不適切会計処理を容認した上場企業として事の重大さがわからぬ幹部がいる。

カー ペット製造大手の住江織物は29日、同日付で吉川一三会長(70)が社長を兼務すると発表した。川端省三社長(62)は6月に社長になったばかりだが、社 長になるまで米子会社Suminoe Textile of America Corporationを平成23年8月から統括(CEO)していた責任を取り同日付で辞任した。

米子会社の元従業員の内部告発で発覚した不適切な会計処理、生産ラインの混乱で営業利益が約10億円悪化したとみられるほか、棚卸資産の過大評価計上が約5億円あったことも判明している。
29日に第三者委員会の設置を決めた。調査結果を踏まえて決算を発表する。 

一連の問題は、今年3月に米国の元従業員からの内部告発で発覚した。社内調査でいったんは「通常の取引形態の範囲」と判断した。

ただ、一部に不適切な会計処理の可能性があったため5月に再調査を実施。住江本体幹部が関与した疑いが強まり、外部機関による調査を進めていた。

住江織物は1883年に創業のカーペットの老舗企業。帝国議会議事堂など明治を代表する建物に納入した実績があり、大株主には高島屋やトヨタ自動車がいる。近年は自動車や新幹線などの内装事業に軸足を移していた。

 

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[ 2016年7月30日 ]

 

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