アイコン 交際相手を持たない未婚者大幅増加 男性69.8%増、女性59.1% 出生希望数も減少

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0916_01.jpg国立社会保障・人口問題研究所は9月15日、平成27(2015)年に実施した「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」の結果概要をとりまとめ、公表した。

集計結果のポイント
【独身者調査】
いずれは結婚しようと考える未婚者の割合は、
男性85.7%(前回=2010年は86.3%)、
女性89.3%(同89.4%)
で、依然として高い水準にある。

異性の交際相手をもたない未婚者は引き続き増加し、
男性69.8%(前回61.4%)、
女性59.1%(同49.5%)
となった。

【夫婦調査】
夫婦の完結出生児数(最終的な出生子ども数の平均値)は、前回調査に引き続き2人を下回った(前回1.96 → 1.94人)。
半数を超える夫婦が2人の子どもを生んでいる一方で(54.1%)、子ども1人の夫婦が増加している(18.6%)。
第1子出産前後の妻の就業継続率は、これまで4割前後で推移してきたが、2010~14年では53.1%へと上昇した。

【独身者・夫婦調査共通項目】
未婚者の平均希望子ども数は、男女ともに低下し、男性では初めて2人を切った(男性前回2.04 → 1.91人, 女性同2.12 → 2.02人)。

夫婦の平均理想子ども数、平均予定子ども数はいずれも低下し、過去最低となった(理想子ども数前回2.42 → 2.32人, 予定子ども数同2.07 → 2.01人)。

夫婦の予定子ども数が理想子ども数を下回る理由として最も多いのは、
依然として「子育てや教育にお金がかかりすぎる」(56.3%)、
次いで「高年齢で生むのはいやだから」(39.8%)。
となっている。
 調査対象は、独身者調査では「平成27年国民生活基礎調査」で設定された調査区から無作為に選ばれた900調査区に居住する18歳以上50歳未満の全ての独身者で、夫婦調査では独身者調査と同じ900調査区に居住する50歳未満の有配偶女性。
 独身者調査では調査票配布数11,442票に対して有効票数は8,754票、有効回収率は76.5%でした。また、夫婦調査では調査票配布数7,511票に対して有効票数は6,598票、有効回収率は87.8%だった。

 

[ 2016年9月16日 ]
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