アイコン JR北海道 「札沼線」、「根室線」、「留萌線」廃止へ

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赤字路線の見直しを検討しているJR北海道が、輸送密度(1日1キロ・メートルあたりの輸送人数)200人未満の3線区を廃止し、バスへ転換することを念頭に沿線自治体と協議する方針を固めたことが24日、わかった。
廃止予定は、
「札沼線」の北海道医療大学―新十津川間(14年度の輸送密度81人)、
「根室線」の富良野―新得間(同155人)、
「留萌線」の深川―留萌間(同177人)。
の3路線の区間。
また、輸送密度200人以上2000人未満の線区についても沿線自治体と維持の可否や手法を協議する予定。
 JR北は7月、赤字路線の再編計画「単独で維持が困難な線区」を秋口にも公表する方針を表明していたが、8月中旬以降に相次いだ台風被害への対応で公表が遅れている。
以上、

株式市場では、南のJR九州の上場で大賑わいだが、北のJR北海道では、路線廃止に揺れている。
お祭り騒ぎのJR九州も、超豪華列車の「ななつ星」などいろいろやっているものの鉄道路線は赤字のままだ。ただ、益を稼ぐために、分譲マンション開発、駅ビル開発、ホテル事業、レストランや居酒屋、養鶏場など農園まで経営している。一方で、無人駅を大量に作ったりしてコスト削減にも努めている。ただ、現実は、国鉄から独立した際に受け取った3800億円の基金の運用益で大きな利益をもたらしているだけでもある。

JR北海道が、札幌でどれほどの分譲マンションや駅ビル・ホテルなどの開発をし、インバウンド効果に潤うニセコなどにどれほど観光資源投資をしているか知らないが、平地ではほとんど雪が積もらない九州と何ヶ月も雪の中にある北海道では比べようもなかろう。
事故多発で国交省から睨まれ続け、萎縮したままの経営では、道民も札幌には一極集中しようが、地方は過疎化が進むばかりとなる。鉄道路線も廃線すれば、さらに過疎化の悪循環を招く。さりとて赤字を出し続けるにはいかない。

知事は、驕り昂ぶった昔お嬢様時代が続き、道としてもチャレンジ精神に欠けたまま鉄道までも廃線では、衰退する自治体がさらに増加することになる。
九州も今でも赤字が続く鉄道路線、北海道では尚更のことだろう。ただ、安全対策も含めこれまでに何をやってきたかは、JR北海道の経営陣・全従業員に問われる。時代は大きく変わっているというのに、労使とも昔の国鉄時代のままのような気がしてならないのだが・・・。
 行政とJRは一体的に、将来図を描く必要性もある。札幌は政令都市であり、知事には関係なく、札幌を除く地方をどうするかが問われている。
北海道知事を選んでいるのは道民であるが、政令都市で大票田の札幌市民も投票権を持ち、知事にとって札幌以外の地方行政が疎かになる面は票のため歪めようもない。道庁をいっそ札幌以外に移転させたらいかがだろうか。まずは支庁をどうやって活性化させるかだろうが・・・。

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[ 2016年10月25日 ]

 

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