アイコン ボーイング787型機毎日10便欠航 タービンブレード腐食の恐れ改修 9月末まで

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全日空は、最新鋭の中型ジェット旅客機ボーイング787型機のエンジンに不具合があるとして、26日から少なくとも来月末までの間、国内線が毎日10便程度、延べ300便以上が欠航になる見通しだと発表した。

全日空では、ボーイング787型機に取り付けられているイギリス・ロールスロイス社製のエンジンのタービンブレードと呼ばれる部品に不具合があり、一定の時間以上飛行すると、腐食して折れるおそれがあるという。

今年2月から今月までに合わせて3回、こうした不具合が発生し、いずれも2基あるエンジンのうち1基が止まり、最寄りの空港に緊急着陸したという。

全日空では25日から5機の運航を取りやめていて、26日は、羽田と福岡を結ぶ4便と、羽田と大阪を結ぶ3便、羽田と広島を結ぶ2便の、合わせて9便が欠航する。

全日空では、同型機を50機保有していて、今後、順次新しいタービンブレードに取り替えることにしている。

このため、少なくとも来月末までの間、国内線が毎日10便前後、延300便以上の欠航便が出る見通しだという。

全日空は、これらの便を予約している乗客に対して今後、便の振り替えや航空券の払い戻しなどを行うことにしている。

同型機は、全日空は2011年10月から、日本航空は2012年4月から商用運航させている。

なお、機体により搭載エンジンメーカーが異なる場合がある。エンジンはロールス・ロイス・ホールディングス製トレント1000とゼネラル・エレクトリックのGEnxが用意されている。全日空はロールス・ロイス製を指定していた。

 

日本航空はGE製を使用だが、こちらは高高度・積乱雲でのエンジン凍結問題を抱えており、国際線は天候により使用機種を変えている。ボーイング社は同機種は高高度では積乱雲に近づかないように勧告している。

[ 2016年8月26日 ]
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