10月の九州の住宅着工戸数22.6%増 貸家34.2%増で牽引
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九州の10月の住宅着工戸数は全県で2桁増となり、前年同月比22.6%増の8,695戸となった。なかでも長崎県と熊本県は30%を超えた。
利用別には、分譲マンションを除き、すべて2桁増となった。
分譲マンションは、大票田の福岡が6.6%増の531戸にとどまり、長崎、熊本、鹿児島の3県の着工戸数は0だったことにより、全体でマイナスとなった。
分譲マンションの着工は、業者が集中して同じ県を攻め、急増することから食傷気味になり、揃ってほかの県に移動するというパターンを昔から続けている。
賃貸マンションは、相続税対策、資産家の投資などから,向かうところ敵なしの強さとなっている。福岡県の10年間の平均人口増加数は約1万6千人。建て続けても人口減もあり、将来が心配される。
某大手賃貸住宅の建築および管理業者の従業員は、支店でも年収億円プレーヤーがいっぱいいることで知られている。ここ数年、そうしたプレーヤーがさらに急増したものと見られる。
注文住宅は下記表のように総じて堅調な推移をたどっている。
10月の九州の住宅着工戸数
|
||
|
戸数
|
前年比
|
10月九州合計
|
8,695
|
22.6
|
注文住宅
|
3,173
|
16.6
|
貸家(貸家+AP+賃貸マンション)
|
4,113
|
34.2
|
官舎+社宅
|
79
|
315.8
|
分譲住宅
|
1,330
|
3.4
|
うち分譲マンション
|
650
|
-5.1
|
うち分譲戸建
|
680
|
13.7
|
10月の九州各県の住宅着工戸数
|
各県を牽引した利用別住宅
|
||||
|
戸数
|
前年比
|
|
戸数
|
前年比
|
福岡
|
3,797
|
24.2
|
貸家
|
1,925
|
42.5
|
長崎
|
608
|
36.0
|
貸家
|
252
|
83.9
|
佐賀
|
508
|
14.9
|
注文住宅
|
225
|
33.9
|
熊本
|
1,453
|
34.9
|
注文住宅
|
689
|
38.6
|
大分
|
675
|
15.8
|
貸家
|
346
|
24.0
|
宮崎
|
604
|
11.0
|
貸家
|
201
|
20.4
|
鹿児島
|
1,050
|
11.5
|
貸家
|
553
|
31.7
|
小計
|
8,695
|
22.6
|
貸家
|
4,113
|
34.2
|
沖縄
|
1,731
|
54.8
|
貸家
|
1,192
|
44.7
|
九州の注文住宅の着工推移
|
||
|
戸数
|
前年比
|
2016年10月
|
3,173
|
16.6
|
9月
|
2,741
|
7.9
|
8月
|
2,760
|
6.4
|
7月
|
2,693
|
9.0
|
6月
|
2,560
|
-3.9
|
5月
|
2,349
|
7.3
|
4月
|
2,197
|
-3.0
|
3月
|
2,534
|
12.0
|
2月
|
2,275
|
-2.9
|
1月
|
2,286
|
-1.7
|
2015年12月
|
2,500
|
0.4
|
11月
|
2,539
|
6.0
|
10月
|
2,721
|
7.7
|
[ 2016年11月30日 ]
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