アイコン 豊洲再調査開始 9回目の検査報告に平田氏疑惑の目ありあり

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東京都中央卸売市場の築地移転先で同情汚染問題が発生している豊洲市場で、地下水から環境基準を超える有害物質が検出されたのを受け、都は30日午前、土壌汚染対策の専門家の立ち会いの下で再調査を始めた。

都によると、基準を大きく超える有害物質が検出された地点を中心に29ヶ所で、3月上旬まで2回に分けて実施する。

結果は、土壌汚染対策を検討している専門家会議(座長・平田健正放送大和歌山学習センター所長)が3月の次回会合で公表する。

 

地下水の分析は、これまでに同市場での調査に携わった民間企業3社のほか、都環境科学研究所も参加する。

採水は、専門家会議の指示で建物下の地下空間を調べた環境管理センター(JQ上場)が行う。この日は採水に立ち会うため、平田座長ら委員2人が午前10時30分ごろ、豊洲市場内に入った。

 都は、ガス工場跡の市場用地で実施された土壌汚染対策の効果を確認するため、2014年から2年計画で地下水調査を実施している。

最終回で11月以降に調べた9回目の定点観測の201ヶ所のうち72ヶ所で環境基準を超える有害物質が検出された。

最大79倍のベンゼン、3.8倍のヒ素、検出されないことが基準のシアンも確認された。

以上、

 

9回目の検査で、環境基準を超える有害物質が検出された理由:

当施設は、昨年3月に竣工し、昨年4月に引き渡されている。

しかし、地下水の水位を調整するための汲み出しポンプの作動は、昨年10月3日からとなっている。

地下水のポンプによる汲み上げ開始後の有害物質検査は、(2年間で9回目の検査だったことから)前回が初めてだったことになる。

 

ポンプでの汲み上げの影響は、一定の高さまで地下水が浮上した場合、ポンプを作動させ、地下水を汲み上げるというもの(実際は一定水位に保つためのポンプ、土日は稼動していない?)。

そのため、地下の有害物質が、地下水とともに上層部まで上昇する。

地下水吸い上げにより、地下水水位は低下するものの有害物質が上層部に残され、それを何度もこの間繰り返すことにより、上層部に汚染物質が浮上して蓄積したものと見られる。

<合法的?計測値を下げるには・・・>
再度検査をし、検出量を正規に下げる方法は、201ヶ所の検査ポイントのうち72ヶ所で基準超えの有害物質が見つかっており、地下水位を事前に下げ、その72ヶ所に対し、切磋琢磨に上から止め処もなく水を流し込み、地下深くに有害物質を落とし込むしかない。結果、いつの間にか下がっていたということになる。9回目の計測値はおかしいという結論に達しさせる。

<違法に下げるには、72ヶ所以外のデータを72ヶ所のデータに摩り替える>

<2009年の石原都政は少数与党で開発予算が通らず>
石原都政は、豊洲移転は環境汚染対策をすれば大丈夫だとしたものの、2009年(平成21年)7月12日(~2013年6月22日まで)の都議会選挙で、民主党に風が吹き野党が過半を制し、予算の議会承認が野党の反対で取れなかった。そこで、石原都政は秘策のだましの術を行使して予算を削った上で、民主党にも承認させ、議会で予算案を通した。一方で、図面とは異なる地下空洞方式を採用させた。
空洞式にしても地下の未処理汚染土の上に止水ゴム=不浸透ゴムを敷き、その上に砕石層を造り、その上に浄化埋戻再生土を敷き、その上に盛土すれば、今回の有害汚染物質は検出されないが、予算面から、止水ゴムを敷き詰めることをしなかった(産廃の最終処分場の下部には必ず、地下に有害物質が浸透しないよう分厚い特殊ゴムが敷かれている)。
また、地下空洞方式でも、コンクリを防水コンクリで厚く塗り固めていれば、地震で亀裂でも入らない限り、検査をパスしていた。それも高価となるが・・・。

現在は、地下の汚染物質を含む地下水が、砕石層より上に来ていた(最大APから5m超まで上昇)ことから、豊洲市場敷地全体の埋戻土層を汚染してしまっている。それも毛細管現象でさらに上層部まで有害物質により汚染されていることになる。

  当時、麻生漫画政権と石原都政の強引殺法に、東京都民が嫌気して、風を吹かせ、都議会で野党に過半数を取らせたことから、こうした問題が発生したともいえる。

都による豊洲の地下水位報告書
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/

 豊洲
0131_06.jpg

 

豊洲市場地下水水位測定値/AP 各17時
 
検査地
10/3日
11/1日
12/15日
2017年
1/16日
12月-10月
比較
青果棟
5街区
5-1
3.1
2.5
2.4
2.33
-0.7
5-2
4.5
3.3
3.7
2.92
-0.8
5-3
3.5
3.0
3.0
2.90
-0.5
5-4
4.2
3.3
3.4
3.00
-0.8
5-5
3.7
3.0
3.0
2.80
-0.7
5-6
3.6
2.9
2.9
2.65
-0.7
5-7
4.5
3.6
3.5
3.32
-1.0
水産卸棟
7街区
7-1
4.4
4.0
4.1
3.69
-0.3
7-2
3.6
3.4
3.5
3.16
-0.1
7-3
4.4
3.8
3.8
3.25
-0.6
7-4
4.6
3.7
3.4
2.94
-1.2
7-5
4.9
3.8
3.4
3.05
-1.5
7-6
5超
3.6
3.0
2.08
-2.0
7-7
5.0
3.7
3.2
2.90
-1.8
水産仲卸棟
6街区
6-1
4.2
3.6
3.7
3.54
-0.5
6-2
4.6
4.0
4.1
3.83
-0.5
6-3
3.8
3.3
3.4
3.18
-0.4
6-4
2.9
2.8
2.8
2.56
-0.1
6-5
3.3
3.0
3.0
2.83
-0.3
6-6
3.0
2.9
2.8
2.49
-0.2
6-7
2.9
2.4
3.1
2.86
0.2
・豊洲市場用地における地下水位測定結果より。AP測定5メートル限界

 

有害物質検出近隣の水位調査地点
有害物質 
検出量
最寄の地下水測定値
環境基準
ベンゼン
0.79mg/ℓ
5-2
1ℓ当り0.01mg以下
砒素
0.038mg/ℓ
5-4
1ℓ当り0.01mg以下
シアン
1.2mg/ℓ
7-2
検出不可
6-4
6-5

0131_07.jpg


 

[ 2017年1月31日 ]
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