消費者庁は２日、せっけんの広告で、根拠がないのにシミを洗い流すことができるとも受け取れる不当な表示をしていたとして、通信販売会社「Ｘｅｎａ」（ジーナ）に対して、こうした表示をやめるよう命じた。

この会社は一昨年、販売する「ＶＣソープ」というせっけんについて、新聞の読者向けの情報誌の広告に、シミを洗い流すことができるとも受け取れる表示をしていたという。

公取委が、会社に対し、こうした効果について問い合わせたところ、明確な根拠が示されなかったということで、消費者庁は、誤解を与える不当な表示を禁じた景品表示法に違反するとして、こうした表示をやめるよう命じた。
このせっけんは、平成２６年１０月からの１年間で、約３１万個が販売され、３億５０００万円の売り上げがあったという。
消費者庁によると、この会社は、「コンプライアンスの認識不足で深く反省しており、再発防止に努めたい」と話し、すでに表示を改めたという。
以上、