追報:ステーキ「KENNEDY」(株)ステークス(東京)/破産開始決定 決算書付き ケネディ
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都内中心にステーキ&カフェ「KENNEDY(ケネディ)」などを展開していた(株)ステークス(東京都品川区平塚1-13-8、代表:中路優理)と関連の(有)ナカジ(同、同)は10月2日、東京地方裁判所において、破産手続きの開始決定を受けた。
負債額は2社合計で約14億円。
ステークスは平成10年1月にステーキレストランを開業したステーキ店経営会社。
アメリカンスタイルで気軽にステーキを楽しめるケネディは、客に大受けし店舗展開、平成20年には都内中心に40店舗展開し、100店舗を目指していた。
ところが、平成25年に、安価な量り売りの立ち食いスタイルの「いきなりステーキ」が銀座に1号店をオープン、マスコミが大々的に取り上げ、店舗を急展開させた。
そうした中、同社は家族で食事するスタイルだったため、一人ステーキなどのブームに乗り遅れ、マスコミも取り上げられなくなり、売上高が減少の一途をたどり、価格を下げても集客不足が続き、不採算店も増え、店舗を減らしていた。店舗撤退などで財務内容を悪化させ、業績不振が続き、資金繰りにも行き詰まり、今回の事態に至った。
ただ、東京商工リサーチの同社の決算で見る限り粉飾が濃厚と見られる。
(株)ステークスの損益決算
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/百万円
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15/12期
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16/12期
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売上高
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1,607
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1,414
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粗利
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1,009
|
820
|
同率
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62.8%
|
58.0%
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営業利益
|
25
|
54
|
同率
|
1.6%
|
3.8%
|
経常利益
|
9
|
38
|
当期利益
|
-44
|
37
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・東京商工リサーチによる
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(株)スタークスの要約貸借対照表
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/百万円
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15/12期
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16/12期
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/百万円
|
15/12期
|
16/12期
|
流動資産
|
240
|
160
|
流動負債
|
79
|
171
|
現預金
|
107
|
54
|
買掛金
|
39
|
90
|
その他
|
132
|
105
|
その他
|
39
|
80
|
固定資産
|
941
|
1,070
|
固定負債
|
1,053
|
973
|
建物等
|
612
|
711
|
純資産
|
48
|
86
|
その他
|
329
|
359
|
資本金
|
10
|
10
|
資産合計
|
1,182
|
1,231
|
負債+純資産
|
1,182
|
1,231
|
・東京商工リサーチによる
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[ 2017年11月 1日 ]