アイコン 2016年クルーズ船訪日客 78.5%増199万人 港湾別寄港数ランキング 博多港、県は沖縄県

スポンサード リンク
 

国交省が6月5日発表したクルーズ船客の2016年の集計によると、昨年1年間にクルーズ船を利用して日本を訪れた外国人の旅行者は199万2000人で、前年比で87万人余り、率にして78.5%増え、これまでの最高となった。
これは、クルーズ船に乗って日本を訪れる格安ツアーが中国で人気になり、旅行者が大幅に増えたことや、船の大型化が進んで一度に訪れる人が増えたことによるもの。

日本の港湾123ヶ所への外国客のクルーズ船の寄港回数は、中国からのクルーズ船の寄港増等により大幅に増加し2,017回、訪日クルーズ旅客数は199.2万人となり、こちらも過去最高となった。

クルーズ船は一度のツアーで複数の港に寄港することがあるが、国内の港で最も寄港の回数が多かったのは博多港で328回、次いで長崎港が197回、那覇港が193回などとなっている。
寄港数上位10港の占有率は65.6%、20港までの占有率78.9%となっている。
県別では、沖縄県の382回、2位は福岡県の337回。

政府は、東京五輪が開催される2020年にクルーズ船で日本を訪れる外国人旅行者を500万人まで増やす目標を掲げている。
国交省は今後、クルーズ船を運航する船会社と連携して、クルーズ船の専用の岸壁や旅客ターミナルビルなどを整備し、受け入れの拠点を増やしていく方針。

なお、2016年の日本人のクルーズ人口は、5年連続の20万人台となる24.8万人となり、過去最多となっている。
以上、

全国の港湾が整備される。ゼネコン・マリコンが喜ぶだろうが、東京の大再開発や全国の主要都市でも大きな再開発が行われており、仕事は大丈夫だろうか。

韓国のTHAAD配備における中国によるクルーズ船の観光制裁は、今年に入ってから本格化しており、昨年はクルーズ船でのんびり日本へ行きたい人が韓国に関係なく多かったということになる。
今後、注意しなければならないのは、やっかみかもしれないが、「中国当局が日本に対し、観光制裁する」と中国旅行関係者の話として韓国紙(中央日報)が報じていたこと。具体的な数値目標は挙げられていないというが(韓国の場合当初の数値減目標2割)、本当なら田中角栄先生が実現させた日中国交回復45周年の年に残念だ。
ひがみ根性もあり、やっかみかもしれないが、今後の中国からの訪日客数は注視してみていく必要がある。誰かさんが改正のほかは何も見えなくなっており、唐突に過度な刺激的な発言は禁忌だろう。ただ、今年2月から前年比の伸び率ではすでに大幅に鈍化している。
多くの訪日客にとって、東京・(富士)・京都・大阪で日本観光は終わりになりつつある。地方分散が問われており、ヒトモノカネなしという地方にあり、海外へ向けた情報発信や掲示板の見直しなど地道な積み重ねの誘客活動が必要だろう。その前に国内の旅行者を増やす努力も必要。

 

2016年 外国クルーズ船寄港数ランキング
順位
総寄港回数
2,017
1
博多
328
2
長崎
197
3
那覇
193
4
横浜
127
5
神戸
104
6
石垣(石垣島)
95
7
平良(宮古島)
86
8
鹿児島
83
9
佐世保
64
10
広島
47
11
名古屋
36
12
境 (鳥取)
33
13
東京
29
14
大阪
28
15
函館
26
16
金沢
26
17
小樽
25
18
高知
23
19
油津(宮崎)
22
20
青森
21
21
別府(大分県)
19
22
宮之浦(屋久島)
18
23
宇野(岡山)
17
24
下関
17
25
舞鶴
17
26
清水
16
27
釧路
14
28
八代
12
29
厳島(広島)
11
30
二見(父島)
11
31
秋田
10
32
室蘭
9
33
仙台塩釜
9
34
宇和島
9
35
北九州
9
36
沓形(利尻島)
8
37
萩(山口)
8
38
高松
8
39
徳島小松島
8
40
中城湾(沖縄)
8
41
新潟
7
42
新宮(和歌山)
7
43
細嶋(宮崎)
7
44
鳥羽
6
45
名瀬(奄美大島)
6
46
青方(中通島)
6
47
網走
5
48
宮古(岩手)
5
49
伏木富山
5
50
輪島
5
51
四日市
5
52
西之表(種子島)
5
 
その他72港
126
・国交省資料。
 

[ 2017年6月 6日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ