米FDAは9日、電子タバコメーカーのジュールが自社製品のリスクが、紙巻きたばこより低いとの主張を、FDAの承認を得ずにマーケティング活動で使用したとして、書簡でジュールに警告した。ジュールはこれまで、電子たばこは成人に禁煙を手助けする手段として宣伝してきたが、FDAは学生も標的にしていると指摘した。
FDAは同時に、未成年の電子たばこ使用のうちでジュールの製品が「引き続き大きな部分を占めている」ことを踏まえ、同社に広告・販売促進活動に関連する文書の提出を書面で求めた。
ジュールは「書簡を精査中で、全面的に協力していく」と、テッド・クォン広報担当は述べた。
ジュールは企業価値の高さで指折りの非公開企業で、米たばこメーカー、アルトリア(フィリップ・モリス・カンパニーズから社名変更)の出資を受けている。