米政府は11日、電子たばこが関連するとみられる疾患による死亡事案を受け、増える若者の使用を食い止めるために、ガムやメンソール風味(フレーバー)付き電子タバコを禁止する方針を発表した。
米国では、フレーバー付き電子タバコが中高生の間で流行し、肺疾患を招いているという。
もしも、若年層が風味付き電子タバコから移行し、喫煙者の禁煙補助により適切とみなされているたばこ味の製品を使用するようになれば、電子たばこ全体が禁止される可能性もある。
ニコチンは別途購入することになり、フレーバー付き電子タバコにはニコチンを含まないものが販売され、未成年者に流行っているという。
電子タバコは、用具の中に液体を装着し、電池の熱で過熱、蒸気を吸い込む。
以前は電子タバコの電池が燃える顔面やけど事件なども多発していた。
トランプ米大統領は、ホワイトハウスで行った会見で報道陣に対し、10代の息子を持つ親としてメラニア夫人と共に、電子たばこ使用者6人が死亡し、数百人に異常が発生したとされる肺疾患の流行を憂慮していると語った。